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- 18/09/26 06:38:29
重い心臓病を患う兵庫県尼崎市の川崎翔平ちゃん(1)の渡米移植の費用をねん出するため、両親と支援団体代表らが25日、兵庫県庁(神戸市中央区)で会見し、医療用航空機による渡航費や治療費に充てる募金への協力を呼び掛けた。総額約3億5千万円が必要といい、同日、神戸・元町駅前に立つなど、街頭での募金活動も始めた。
翔平ちゃんは現在1歳3カ月。胎児の時、全身に血液を送る心臓の力が弱くなる「拡張型心筋症」と診断された。生後およそ半年後から大阪府内の病院で何度も手術を受け、現在は子どもとしては全国で初となる二つの補助人工心臓を装着している。
ただ、主治医によると、現状では脳梗塞や感染症など合併症を引き起こすリスクがある上、体の成長に合わせて人工心臓を入れ替える必要がある。さらに、国内での子どもの心臓移植は年に1例あるかないかといい、両親は症例の多い米国で早期の移植手術に望みを懸ける決断をした。
会見に臨んだ父の太志さん(30)は「小さな体で懸命に生きようとする息子の『生きたい』という心の叫びをあきらめたくない。どうか翔平に生きるチャンスをください」と声を振り絞り、母静葉さん(32)も「多くのことは望まない。ただ生きて、一度も帰ってきたことのないおうちに帰ってきてほしい」と話した。
今後の活動予定は「しょうへいくんを救う会」(南崎好洋代表)のホームページに掲載される。寄付金の振込先はみずほ銀行尼崎支店の口座(普通、口座番号1739733)など。しょうへいくんを救う会
2018/9/25 19:50
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