ベトナム出港の船 コンテナから大麻1tを押収 高値で取り引きされている日本を狙って密輸か

匿名

正直者が馬鹿を見る

25/08/16 12:04:44

ベトナム出港の船 コンテナから大麻1トン 過去最大量を押収

2025年8月13日 18時55分
NHK

ことし6月、ベトナムから東京港に到着した船の積み荷のコンテナから、重さ1トン余り、末端の密売価格で52億円相当の乾燥大麻が見つかり、その後、運ばれた先で厚生労働省の麻薬取締部が押収していたことが分かりました。一度に押収された違法薬物の量としては過去最大だということで、麻薬取締部はこれまでに、ベトナム人3人を摘発し、国際的な薬物の密輸グループが関わっているとみて捜査しています。

厚生労働省の関東信越厚生局麻薬取締部によりますと、ベトナムのダナン港を出港しことし6月に東京港に到着した貨物船を東京税関が調べたところ、積み荷のコンテナの中にあった段ボール200箱から大量の乾燥大麻が見つかったということです。

大麻はその後、港から運び出され、追跡した麻薬取締部が栃木県内の資材置き場で押収しました。

大麻は重さ1トン46キロに上り、去年、警察や麻薬取締部などが全国で押収した乾燥大麻の合計、452キロの倍以上で、一度に押収された違法薬物の量としては統計が残っている1951年以降で過去最大となります。

末端の密売価格でおよそ52億円相当の量だということです。

この事件で、麻薬取締部は、ベトナム国籍で茨城県に住むファム・ゴック・テゥイ被告(51)など3人を大麻を営利目的で密輸したなどとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕し、3人はこれまでに起訴されました。

麻薬取締部は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。

大麻の最終的な送り先は大阪市にある会社宛てになっていたということで、麻薬取締部は背後に国際的な薬物の密輸グループが関わっているとみて、詳しいいきさつを調べています。

続く

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

  • No.1 正直者が馬鹿を見る

    25/08/16 12:05:30

    ■密輸グループ摘発につなげるため “泳がせ捜査”

    1トンを超える大麻はどのようなルートで日本に密輸されたのか。

    捜査関係者への取材や民間のホームページで公開されている船の航路の情報によりますと、密輸に使われた船は、ことし5月26日にベトナムのダナン港を出港。

    その後、中国の港を経由したのち6月5日に東京港に到着しました。

    日本に持ち込まれた大量の大麻を最初に発見したのは、輸入される貨物の検査を行う東京税関でした。

    東京港でコンテナを調べたところ、木炭として輸入されていた段ボール1500箱ほどのうち、200箱に大麻が隠されているのを発見したということです。

    その後、麻薬取締部はこの大麻をすぐには押収せず、密輸グループの摘発につなげるため、いわゆる「泳がせ捜査」の一種、「ライブ・コントロールド・デリバリー」を行いました。

    「泳がせ捜査」では薬物の行方が分からなくなることを避けるため別の物にすり替えて行うこともありますが、「ライブ・コントロールド・デリバリー」では荷物のすり替えは行わず、そのまま追跡します。

    密輸グループに気付かれてしまうリスクを最大限減らすため、この方法を選択したということです。

    その後、麻薬取締部が監視を行う中、大量の大麻は港から搬出されます。

    続く

  • No.2 正直者が馬鹿を見る

    25/08/16 12:06:03

    送り先とされていたのは大阪市でしたが、大麻は北へ移動し、栃木県の資材置き場に運び込まれたということです。

    その後、麻薬取締部はこの資材置き場に大麻を受け取りに来るなどした複数のベトナム人を、逮捕しました。

    ■若者中心に広がる大麻

    去年1年間で全国の税関が空港や港などで摘発した大麻の密輸の件数は、390件と過去最多となっています。

    背景にあるとみられているのが、日本国内での若者を中心とした大麻の乱用の広がりです。

    厚生労働省によりますと、去年1年間に全国の警察や麻薬取締部などが大麻の所持や密輸で検挙した人の数は6342人で、過去最多だったおととしに続き、記録が残る1951年以降で2番目の多さとなっています。

    このうち、20代や10代以下が4600人と7割を超えていて、平成27年の1049人から4.4倍に増加し、若者を中心に広がっているのが特徴です。

    SNS上では大麻を「野菜」などと隠語を使って売買するケースも目立つということです。

    こうした状況に危機感を強め、麻薬取締部は水際対策の強化を進めています。

    2020年以降、東京や大阪などの麻薬取締部に相次いで「密輸対策課」を新設。

    空港や港などで不正薬物の密輸が発覚した場合、警察や税関などと連携して密輸グループの捜査にあたっていて、今回の事件でも密輸対策課が加わって海上保安庁や税関と連携して捜査を進めたということです。

    続く

  • No.3 正直者が馬鹿を見る

    25/08/16 12:06:37

    ■高値で取り引きされている日本を狙って密輸か

    関東信越厚生局麻薬取締部の元部長、瀬戸晴海さんは、大麻が海外に比べて高値で取り引きされている日本を狙って密輸した疑いがあると指摘しています。

    瀬戸さんは今回の密輸事件について「1トンの大麻は200万回分の使用に相当する量だが、日本では大麻の需要があり、価格も海外と比べて5倍以上と高い。高値で売りさばけると考えたのではないか」としています。

    また、国内での大麻の広がりについて「SNSや秘匿性の高い通信アプリを利用して購入できてしまうし、逆に、誰でもバイト感覚で『密売人』になってしまう時代だ。大麻についての危機意識が育っていないなか、一部の若者の間ではメインの薬物として定着してきている」と話していました。

    そのうえで「海外からの密輸だけでなく国内で栽培した大麻が密売されるケースも相次いでいる。乱用を防ぐために日本の捜査機関が一体となって密輸や栽培の取締まりを積極的に行う必要がある」と指摘しています。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250813/k10014893051000.html

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