婚活でなぜか「上から目線」40代女性たちの心理…お見合いは「早慶国立以上の学歴」に限る!

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  • ジューンブライド
  • 23/11/02 06:24:51

婚活でなぜか「上から目線」40代女性たちの心理
お見合いは「早慶国立以上の学歴」に限る!

2023/11/01 9:40
東洋経済オンライン


■早慶国立以上の学歴じゃないとダメ

アラフォーの会社員女性・さくらさん(仮名)。ほかの相談所で3年以上活動していましたが、なかなか成果が上がらないということで当結婚相談所に移ってきました。

さくらさんの年収は500万円。あまり知られていない大学を出ています。相手に求める条件は、最低でも「早慶国立以上の学歴」。理由を問うと、「それより下の人とは幼稚で会話のレベルが合わない」「教養がないとつまらない」と。

これまで早慶国立出身の男性と何人か会ったそうですが、それでも教養がなかったといいます。本当にそうだったのかはわかりません。さくらさんが教養のあるテーマを会話に出さなかったのか、あるいは、さくらさんが想定した話題が出なかったので、「つまらない」と感じてしまったのかもしれません。

さくらさんのような思考を持ってしまうのは、「婚活システムの落とし穴」ではないかと私は考えています。仮に、学生のころは「早慶国立に行く人たちはすごい、私なんて何浪しても入れない」と羨望の眼差しで見ていても、社会に出ると学歴はごちゃまぜになってしまいます。

会社ではある程度自分と同じような学歴の人が多いかもしれませんが、合コンや知り合いの紹介などで異性との関係ができると、さまざまな学歴の人と接触する機会が増えます。早慶国立出身の人も身近になるでしょう。そうすると自分がそちら側に同化する、そればかりか見下すようになってしまう現象が起きてしまいがちです。

さらに、相談所で高学歴男性を検索してお見合いを申し込むのは自由ですから、東大卒でも海外の一流大卒でもお見合いを申し込むことができます。すると「私いけるな」「私にはもっといい人がいるはずだ」と理想がどんどん上がっていってしまうのです。

■アプリではモテモテ、婚活アドバイザーに自慢

年収も同様です。さくらさん自身は500万円ですが、「1000万以上の人じゃないと嫌だ」と言います。さらに「年齢は自分よりも5歳上まで」。正直、条件に当てはまる男性はたくさんいます。当相談所の会員男性だけでも年収5億円以上が10人以上もいますから。

しかし、そうした高学歴・高収入・40代前半の男性たちがお見合いを申し込む女性は、20代〜30代半ばまでが大半。それが現実です。それに男性も年収1000万円以上になると、女性の学歴を重視する人が少なくない。

したがって、さくらさんがその条件でお見合いを申し込んでも成立しません。実際、2カ月間、50人以上に申し込んでも成立0でした。そうすると、「ロクな男がいない」と八つ当たりをする。

このまま好き勝手に申し込んでも成立しないことは目に見えているので、アドバイザーが「この方はいかがですか」とご紹介するのですが、年収と学歴を一瞥し、「なんでこんな人、紹介するの?」と不機嫌になってしまいます。

「もう少し相手の学歴についての条件を下げたらどうですか」「年収の希望を下げたらどうですか」とストレートに提案するとキレてしまうので、オブラートに包んで「まずはお見合いが成立することを目標にしませんか」「ご自身がどういった男性から見てもらえているかを考え、目線を合わせてみませんか」とアドバイスをします。根気強く少しずつ変えていき、お見合いができるようになるまでに3カ月ほどかかりました。

さくらさんのような女性はマッチングアプリも使っていることが多いですね。マッチングアプリは加工した写真を載せていたり、“出会い”が目的で気軽なので、男性からの申し込みが結構あります。それを「モテている」と勘違いしてしまう。



つづく

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    • ジューンブライド
    • 23/11/02 06:25:10

    ■お見合い相手に会わずに「放置」

    アラフォー会社員のゆり子さん(仮名)は、お見合いに行って男性に会わずに帰ってきてしまいました。さくらさん同様、あまりに理想が高すぎてお見合いが一向に成立しないので、アドバイザーがマッチングしてしぶしぶ向かったのです。

    もともと乗り気ではなかったお見合い。待ち合わせの場所にいた男性はやはりタイプではなかったようです。ゆり子さんから「待ち合わせ場所に行ったけれども、男性が来ていませんでした」と報告を受けました。

    でも実は、それはうそだったんです。お見合いを約束したのに、会わずに勝手に帰ってしまうのはルール違反。違約金を取られてしまいます。ゆり子さんは違約金を払いたくないために「男性がいませんでした」とうそをついたわけです。

    男性に聞いてみると「自分のことを15秒くらい見て、去っていった女性がいました。大きな花柄がある白いワンピースを着たロングヘアーの女性でした」と言っていました。確かにゆり子さんが当日着ていた服装なのです。

    アラフォーは、仕事に対して自信を持ってくる時期。そのせいか自分を過大評価していて、他人を見下す人が多くいます。そして自分本位。ゆり子さんも男性が何日も前から時間を作って、もしかしたら仕事やほかの女性とのお見合を調整して来てくれたかもしれないということまで思い至らない。

    そんな女性たちの口癖は「この年まで結婚しないで頑張ってきたんだから、条件は絶対に下げたくない」「これまで会った人よりも、もっといい人と結婚する」。しかし、現実は40代になると成婚率は急激に下がります。

    お見合いの待ち合わせで、男性から話しかけられるまで、自分からは声をかけずにずっと立っていた女性もいます。アラフォーの経営者・すみれさん(仮名)です。自分のタイプでない男性に自分からは声をかけたくなかったそうです。

    男性側の相談所に電話して、「すみません、目の前にいるらしいんですけど、うちの女性は気が小さいので、男性様のほうから声かけていただけませんか」と頼んで声をかけてもらいました。しかし、なんとすみれさんは、数カ月後にその男性と結婚しました。

    男性は高学歴でしたが年収は平均程度。すみれさんは海外の大学を出て起業し、年収2000万円ぐらい。それまで自分より年収が低い人には見向きもしませんでした。

    ■女子会で「ロクな男がいない」と文句ばかり

    しかし実際に会って、また相談所でのカウンセリングをして、1年半ほどかかって少しずつ変わっていった。何度も彼と会ううちに価値観が合うということを知ったのだそうです。多くの人が相手の表面的な部分だけを見て判断しますが、すみれさんは時間をかけて中身を知ろうとしました。だから結婚できたのです。

    コロナ禍を経て、すみれさんのような思考の柔軟性を持つ人は減り、凝り固まった人が増えたように思います。もともと独身の女子会などで同じような思考の人々と集まって、「ロクな男がいない」と文句ばかり言っていたところに、コロナ禍でリモートワークとなり、多様な価値観を持つ人との出会いやコミュニケーションの機会が減ってしまった。2020年に35歳だった人たちが、アラフォーになりわんさか婚活に乗り出しています。

    「こっちは相談所にお金を払ってるんだから、理想どおりの人を目の前に連れてきなさい!」。結婚は自分だけでするものではなく、相手の気持ちあってのことなのですが、それがわからない女性がますます増えているように感じます。

    https://toyokeizai.net/articles/-/711921

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