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1歳児の全身に70か所以上の“円形傷”「パパがエアガンで撃った」父親の常慶雅則被告が初公判で争う姿勢
RKB毎日放送RKB毎日放送
2023年1月16日(月) 10:22
身長64センチ、体重5・6キロのわずか1歳の男の子の全身に見つかった70か所を超えるエアガンで撃たれた傷痕(母親の裁判記録による)。愛すべき我が子にライフル型のエアガンの銃口を向け、育児を放棄してその後死亡させたとされる父親の常慶雅則被告(27)の裁判員裁判が16日、福岡地裁で始まった。「違います」。常慶被告は起訴内容を否認して争う姿勢を見せた。
◆全身にけがをさせ衰弱しても保護しなかったとして起訴
起訴状などによると、福岡県田川市の無職・常慶雅則被告(27)は2018年11月、1歳だった三男の唯雅ちゃんに至近距離からエアガンで多数回撃って全身にけがをさせたほか、母親の藍受刑者(27)(保護責任者遺棄致死罪で懲役8年の判決が確定)と共謀し、唯雅ちゃんが衰弱しているにもかかわらず、病院を受診させるなどの生存に必要な保護をせず、死亡させたとして、傷害と保護責任者遺棄致死罪に問われている。16日に福岡地裁で開かれた初公判で、裁判長から「検察官が読み上げた公訴事実についてあなたの意見があったら話してください」と問われると、雅則被告は「違います」と述べ起訴内容を否認した。
◆70か所以上の“円形の傷痕”があった理由
「きょうもご機嫌。可愛すぎか~」。愛くるしい笑顔を見せる三男の唯雅ちゃん。この写真をSNSに投稿していたのは、後に逮捕される常慶藍受刑者(27)(保護責任者遺棄致死罪で懲役8年の判決が確定)だ。しかし、2018年12月、唯雅ちゃんは自宅で重度の低栄養状態による肺感染症が原因で死亡した。わずか1歳4か月だった。唯雅ちゃんの全身から見つかったのは小さく赤い円形の傷痕。その数は70か所を超え、過去の骨折も含め30か所を超える骨折痕も見つかった。警察は虐待の疑いがあるとみて捜査を始めた。去年開かれた母親の裁判記録などによると、雅則被告と藍受刑者は当時、3歳の長男、1歳の唯雅ちゃん、生後4か月の長女と5人で暮らしていた。
捜査を進めた警察は、関係機関とともに長男らにも話を聞き取りし、驚きの証言を得る―。「パパがエアガンで撃った」
>>1に続く
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