• No.6185 フラワーガール

    23/09/14 08:47:34

    ネタバレサイト見てきた。ここの貼り付けは見る気しないけど、あちらはしつこくないし見やすい。あと2週間ちょいしかないのが残念すぎる。絶対ロスになる。

  • No.6191 ハネムーン

    23/09/14 09:20:48

    >>6185

    資産家の青年・永守徹が万太郎を支援 モデルは京大法学部学生の池長孟 牧野富太郎の標本を買い取り借金解消【連載記事復刻】篤志家は大学生だった
    (2)

     そして4日後、今度は池長が上京して、牧野の債権者と会って交渉。同30日には、はや朝日新聞記者、長谷川如是閑(にょぜかん)の神戸の自宅で援助の正式契約を結んだ。

     契約は以下のようなものだった。

     ・10万点の植物標本を3万円で買い取り、それを牧野富太郎に寄贈する
     ・牧野家へ月々若干の援助をする
     ・会下山(えげやま)の正元館に標本を保管し、新たに植物研究所を設立する
     ・毎月1回は神戸に行って研究する

     会下山の正元館とは、小学校の講堂を移築した建物で、池長の父が所有していた。ここを植物研究所にすることにした。契約には買い取った標本を寄贈するという項目もあるが、牧野もさすがにそこまでは、と思ったのだろう。それは固辞した。

     〈池長植物研究所の名も実は牧野植物研究所とすべきであったが、私は池長氏に感謝の実意を捧(ささ)ぐるためにその研究所に池長の姓を冠したのでした〉(自叙伝)
     こうして、牧野の借金問題は解決をみた。
         □
     ところで、当時の3万円は、どれぐらいの価値を持つのか。白岩さんは「米価や当時の経済状況から推測して、おそらく1億円ぐらいではないか」とする。
     牧野は晩年に書いた「自叙伝」で振り返っている。

     〈新聞社で相談をしてくれた結果、この池長氏の好意を受ける事になって、池長氏は私のために二万円だか三万円だかを投(なげ)出(だ)して私の危急を救うて下された。永い間のことであり私の借金もこんな大金になっていたのである〉

     「大金」だという認識はあるものの、「二万円だか三万円だか」という牧野の表現には驚いてしまう。その差額は大変なものだ。

     おおざっぱな書き方にすぎなかったのかもしれないが、牧野の金銭感覚に触れるような感じがする。
         □
     会下山に向かった。(2013年2月18日付、社会部・竹内一)

    出典:高知新聞

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