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- 22/09/07 07:21:41
静岡県牧之原市の認定こども園で、通園バスの車内に取り残され熱中症で死亡した女の子の水筒が車内から見つかり、中身が空になっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は車内の温度が上がる中、女の子が持っていた飲み物をすべて飲んだとみて当時の状況を詳しく調べ、7日も車内の検証を行うことにしています。
牧之原市静波にある認定こども園「川崎幼稚園」では5日、河本千奈ちゃん(3)が駐車場に止められた通園バスの車内に、およそ5時間にわたって取り残され、熱中症で死亡しました。
警察は6日、業務上過失致死の疑いでこども園などを捜索し、関係する資料を押収しました。
これまでの調べで、バスの車内から千奈ちゃんの水筒が見つかったことが、捜査関係者への取材でわかりました。
中身は空になっていたということで、警察は車内の温度が上がる中千奈ちゃんが持っていた飲み物をすべて飲んだとみて当時の状況を詳しく調べています。
また7日も車内の検証を行うことにしていて、今後、当時と気象条件の似ている日にバスを駐車場に止め車内の温度がどのくらいになるかについても調べることにしています。
静岡県が会見「欠席連絡ないのに所在確認せず」
静岡県牧之原市の認定こども園で、3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され、死亡したことを受けて、県は6日、記者会見を開き、女の子が園におらず欠席の連絡もないにもかかわらずクラスの担当者が保護者に所在の確認をしていなかったことなどを明らかにしました。
県の担当部局は6日午後6時から記者会見を開き、認定こども園「川崎幼稚園」が牧之原市に報告した内容をもとに当時の状況を説明しました。
それによりますと、通園バスはふだん担当している運転手が急きょ休んだため理事長が運転し、一緒に乗っていた70代の派遣職員の女性も臨時で対応した職員だったということです。
また、バスには亡くなった河本千奈ちゃん(3)のほか、2歳児が1人、3歳児が1人、5歳児以上が3人の合わせて6人が乗っていて、千奈ちゃんは運転席側の後ろから2列目の座席に座っていたということです。
そしてこども園に到着すると女性職員は最初に2歳児をバスから降ろし、残りの5人には自分で降りるよう声をかけたということですが、理事長や職員は、千奈ちゃんが降りたかどうかを確認していなかったということです。
また、千奈ちゃんのクラスでは合わせて19人の園児を担任と副担任の2人の保育士で受け持っていましたが、千奈ちゃんが園におらず、欠席の連絡もないにもかかわらず保護者に所在の確認をしていなかったということです。
県は近く、牧之原市とともに特別監査を行いこども園の安全管理の問題を調べることにしています。
県こども未来局の高橋真一朗局長は「保育中に園児が亡くなったことについて、当該の園だけでなく他の施設の園児や保護者にも大きな不安を抱かせ、県として大変重く受け止めている。今後、実態を調査していく」と述べました。
NHK
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