乗用車にはねられ６歳女児重体　ブレーキ痕なく、直前までスピード出ていた可能性　群馬県前橋市

乗用車にはねられ６歳女児重体　ブレーキ痕なく、直前までスピード出ていた可能性　群馬県前橋市
2022/07/08 06:00上毛新聞

　6日午後6時25分ごろ、群馬県前橋市粕川町中の市道を歩いていた桐生市の女性（22）と、めいの女児（6）が乗用車にはねられた。2人は前橋市内の病院に搬送され、女児が胸と腹部を強く打って重体、女性が骨盤骨折などの重傷を負った。

　県警前橋東署は7日、乗用車を運転していた飲食店経営の女（37）＝前橋市＝を自動車運転処罰法違反（過失傷害）の疑いで逮捕した。女と、同乗の次女（4）はともに軽傷だった。

　同署によると、女は容疑を認めている。事故現場は桐生市との市境に近く、中央線のない直線道路。見通しは良いという。女は次女の送迎中だった。何らかの原因で道路の右寄りを走行し、2人をはねた後に道路右側の電柱に接触し、畑に転落したという。

　捜査関係者によると、現場にブレーキ痕はなく、事故の直前までスピードが出ていた可能性がある。女は「電柱にぶつかるまで気付かなかった」などと供述しているという。現場の状況や供述などから、居眠り運転などがなかったかを含めて慎重に事故原因を調べている。

　事故直後に通行人が「車が2人の通行人をはねて横転した」と119番通報した。