濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞を受賞 日本映画の受賞は13年ぶり

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      22/04/01 22:20:18

    ◆原作収録の村上春樹さん短編集 重版で発行部数100万部突破

    「ドライブ・マイ・カー」がアメリカのアカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したことを受けて、原作となった作品が収録された村上春樹さんの短編集の重版が決まり、累計の発行部数が100万部を突破しました。

    「ドライブ・マイ・カー」は、2014年に出版された村上春樹さんの短編集「女のいない男たち」に収録されている同名の小説が原作となっています。

    文藝春秋によりますと、2月に「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞の4つの部門の候補にノミネートされて以降、短編集の注文が急増し、1か月余りで16万部が増刷されていましたが、アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したことを受けて、28日に新たに重版が決まり、単行本と文庫を合わせた累計の発行部数が100万部を突破したということです。

    文藝春秋は「今回の映画の受賞が、これまで村上春樹さんの作品を読んでいなかった人にも、作品を読んでもらうきっかけになればと思います」とコメントしています。

    ◆岸田首相がメッセージ

    岸田総理大臣は総理大臣官邸のホームページにメッセージを掲載しました。
    この中で、岸田総理大臣は「日本映画としては13年ぶり2作品目の受賞となります。歴史的快挙を成し遂げた『ドライブ・マイ・カー』チームの皆様おめでとうございます。登場する人物が行き場のない喪失を抱えながらも、希望へと一歩を踏み出していく姿を描く作品は、観(み)る人に特別な共感を呼び、言語や国境を越え高く評価されたものと思います。また、広島の都会的な街並みや名建築、瀬戸内の美しい島々の風景などが多く描かれていることも作品の魅力の一つだと思います。映画はあらゆる世代が親しむ総合芸術であるとともに海外への文化発信手段としても極めて有効な媒体です。私としても、この快挙を機に、ソフトパワーの源泉となる文化芸術活動への支援強化に取り組み、世界に日本文化の魅力を発信するとともに新たな創造を支えて参りたいと思います」としています。

    ◆その他の受賞作品と受賞者は

    最も重要とされる作品賞には、耳の聞こえない両親と兄を持つ高校生の主人公が、家族との暮らしと歌の道に進むことへのはざまで揺れる思いを描いた「コーダ あいのうた」が選ばれました。

    助演男優賞は「コーダ あいのうた」に出演した、聴覚に障害のあるトロイ・コッツァーさんが受賞しました。
    アメリカメディアによりますと、聴覚に障害のある人が助演男優賞を受賞するのは初めてです。

    監督賞には、1920年代のアメリカ西部モンタナ州を舞台に冷徹な牧場主と彼を取り巻く人々の人間模様を描いた「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェーン・カンピオン監督が選ばれました。

    ◆会場に「ウクライナの人たちを支援しよう」メッセージ

    今回の授賞式ではウクライナ出身の俳優、ミラ・クニスさんが登壇し「世界の最近の状況に多くの人が落ち込んでいる。想像を絶する暗闇で戦い続けようとする強さを持つ人々に敬服せずにいられない」と述べました。

    このあと会場の大画面に「侵略や対立、偏見に直面しているウクライナの人たちを支援しよう。映画は人の在り方を表現する重要な手段だが、私たちを含め、世界全体でもっと多くのことができる」というメッセージが映し出され、出席者たちは黙とうをささげました。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220328/amp/k10013555141000.html

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