長宗我部信親
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「じゃ、やっちゃうか」「ww」保険金目当てで仲間を殺害、男たちのあまりに軽いノリ
2021年03月13日 10時32分
映画や小説で殺人事件が描かれるのは、その背景事情が好奇心や問題意識をくすぐるからだろう。しかし時に、あまりにも単純な動機で、人は誰かを簡単に殺害してしまうのが現実でもある。
2019年に起きた、ある殺人事件の裁判に感じたのも、そんなやるせなさだった。(ライター・高橋ユキ)
●養父に多額の死亡保険金をかけられた被害者
2019年1月に千葉県富津市の漁港で、内装工のXさん(23=当時)の遺体が見つかった。当初は釣りをしていたXさんが海に落ちた事故とみられたが、Xさんには多額の死亡保険金がかけられており、警察は保険金殺人事件として捜査を進めていた。
事件から7カ月後に、殺人容疑で逮捕されたのは、Xさんが亡くなった際に現場にいた3人の男たちだった。養父で内装会社社長のA(50)、彫師のS(33)、内装工のK(51)である。Xさんには多額の死亡保険金がかけられており、受取人はすべて、養父のAになっていた。
3人に対しては千葉地裁で2020年末からそれぞれ裁判員裁判が開かれていた。
Kに関しては2020年12月16日に懲役10年(求刑懲役15年)の判決が言い渡されすでに確定、Aには3月2日に求刑通りの無期懲役判決が言い渡されている。Sについては、1月から裁判員裁判が開かれていたが、証人として出頭予定だったKが出頭せず、公判期日が取り消しになっている。
彼らの裁判を通して明らかになったのは、Xさん殺害は突発的な犯行ではなく、ある程度練られた計画のもとに実行されたものであるということだった。Aの目的はXさんの死亡保険金だったと、一審判決では認定されている。
●養子縁組直後から契約、合計4800万円
検察側冒頭陳述によると、事件の首謀者はA。内装業を営んでいた。Sは彫師で、かつてAの元で働いていた時期があり、事件の実行行為を担った。
Kは事件前年から、Aの会社で働いており、Xさんと同居していた。一緒に釣りに行く仲でもあり、事件当日は車を運転し、ともに港で並んで釣りをして、Sの実行行為を手伝った。
Xさんは2015年から、Aのもとで内装工として働いていたが、事件前年の8月、養子縁組をしてAの養子となる。直後に、Xさんの生命保険契約に大きな動きがあった。これに関わった保険外交員は、Aの中学時代の同級生だ。
まず養子縁組3日後、Xさんを被保険者とする保険契約が締結される。死亡保険金の受取人はAだった。その後も複数の保険の新規加入や契約変更により、AはXさんの死亡保険金、合計4870万3600円の受取人となる。
●「じゃ、やっちゃうか」
「おれ今日すげーリアルに●●●(注:被害者を)殺す夢見ました」
「あと2ヶ月だからねww」
昨今の刑事裁判ではLINEの通信履歴が証拠採用されることが珍しくない。上記のやりとりは、事件前の10月に、SとAとの間で交わされたものだ。この日、裁判では検察官が「ww」を「わらわら」と読み上げた。
本来は年末に忘年会を開き、そのあとに実行する予定を組んでいたが、Xさんが遠方の現場から戻れなかったため、新年会へと仕切り直された。
「その日、Xさんと3人はは焼肉屋ののちキャバクラで飲酒し、Kの運転するワンボックスカーで海岸等に立ち寄り現場となる漁港に到着しました。Aだけ車に残り3人が岸壁に移動し、Sは釣りに興じていたXさんを背後から岸壁に突き落とし殺害しました」(S公判での検察側冒頭陳述より)
Xさんは勤務中にスマホを触っていたことなどから派遣先から出入り禁止を言い渡されたり、また車を運転中に事故を起こすなど、いくつかトラブルを起こしていたという。そうした出来事をうけ、Aはたびたび、Xさんを「殺したい」と発言していたことが、証拠などからわかっている。
A「頭来ちゃってさ、殺してやりたいよ」
S「実は俺もなんですよ」
A「じゃ、やっちゃうか」
こうした会話をしたこともあるという。
>>1に続く
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1件~38件 ( 全38件)
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No.38 ソトモモ
21/07/19 18:18:42
こんなクソオヤジ若葉区とかに多いよ
返信
No.37 ヒウチ
21/06/21 07:25:53
こんな事件ばかり
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No.36 匿名
21/06/04 15:45:43
だって千葉だし~ 暴走半島♪
返信
No.35 サガリ
21/05/20 16:25:13
>>33
生き埋めだったね?
返信
No.34 ウチモモ
21/05/19 17:44:02
この事件覚えてる。
悪い人達に騙されてお気の毒だった。
未だに保険金殺人なんて企てる人いるんだね。
返信
No.33 ウチモモ
21/05/19 17:39:38
船橋18歳少女事件……思い出した
返信
1件
No.32 リブロース芯
21/05/19 14:47:47
千葉ですからね
何があっても不思議じゃないです。
返信
No.31 シマチョウ
21/05/14 16:04:19
恥ずかしい婆ぁ 恥婆
痴呆婆ぁ 痴婆
日本の盲腸
返信
No.30 斎藤道三
21/05/06 12:12:39
怖い。
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No.29 立花道雪
21/05/06 02:05:36
関係ないけど、うちの地元で社長の奥さんが夫婦で夜釣り中に海に落ちて亡くなった。数年後その社長は再婚して子供ができたんだけどその子供保育園のプールで溺死したんだよね。
返信
No.28
No.27 真田昌幸
21/05/04 22:01:18
死刑でいいんちゃうか?
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No.26 今川義元
21/04/26 15:37:29
>>6
私も笑っちゃったけど、裁判官に犯人たちの悪質さを訴えるためには適切な読み方だね。
返信
No.25
No.24 島津家久
21/04/25 05:55:58
千葉は犯罪者が多すぎ
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No.23
No.22 本多小松
21/04/05 12:27:04
どうしてあの地域ってこういう事件が多いんだろう
返信
No.21 陶晴賢
21/03/27 22:12:15
ドン引き
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No.20 本多忠勝
21/03/26 14:03:03
所詮は千葉だから
返信
No.19 あんみつ
21/03/26 12:52:54
DQNすぎて引く
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No.18
No.17
No.16 黒田官兵衛
21/03/24 21:29:53
これは養子縁組や保険金がらみの怪しさからバレたみたいだけど、そういうのなかったら釣り中に事故で落ちたのと突き落とされたのとで違いわかるんだろうか
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No.15 服部半蔵(強い)
21/03/24 03:05:33
キモすぎる
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No.14 尼子晴久
21/03/20 08:53:39
もちろん加害者が一番悪い。でもXさんの日頃の行いもちょっとね。類が友を呼ぶ なんだろうね
返信
No.13 立花宗茂
21/03/20 08:48:13
保険外交員も罪じゃないの?
こんな若い子に年寄りがそんなお金をかける必要がないじゃん。
そんなのは調査しないとでしょ。
返信
No.12 松永久秀
21/03/20 08:28:37
わざわざLINEに証拠を残すバカ
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No.11 足利義輝
21/03/17 09:41:51
千葉って昔からひどい虐殺事件とかばかり
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No.10 後藤又兵衛
21/03/15 15:50:16
亡くなった若い子は親はいなかったのかな。同世代じゃなくおっさんばかりと連んでいたのかな。
返信
No.9 戸沢盛安
21/03/15 14:41:07
>>2
物でもお金でも人にでもとにかく執着ある人は要注意だよ。そういう気があるという事。ママスタ見てたら職業で選ぶ節があるみたいだけど間違っている。
返信
No.8 後藤又兵衛
21/03/15 12:57:29
登場人物の柄の悪さが、文章からでも、分かる。彫り師とか内装とか。
返信
No.7 本願寺顕如
21/03/15 12:51:32
気味の悪い養子縁組は役所が調査するべきだと思う
なんか事件に変な養子縁組が絡んでるケースを目にするよ
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No.6 宮本武蔵(強い)
21/03/15 12:02:57
>裁判では検察官が「ww」を「わらわら」と読み上げた。
ごめん、なんか笑った
返信
1件
No.5 宮本武蔵(強い)
21/03/15 12:01:36
こんな軽いノリで人殺せるって、初めてじゃないんじゃないの
返信
No.4 鈴木重秀
21/03/15 12:00:38
知能低いんだろうな
返信
No.3 最上義光
21/03/15 12:00:30
また千葉叩き?お腹いっぱい
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No.2 本願寺顕如
21/03/15 11:59:39
人を殺してまでお金欲しいと思う感覚がわからん
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1件
No.1 主 長宗我部信親
21/03/15 11:58:21
●「殺してやりたいと言ったとしても、本心ではありません」
だが、事件について、KとSは起訴事実を認めていたが、Aは「共謀の事実自体認めてないです」と共謀してXさんを殺害したことを否認し、無罪を主張していた。弁護人も、冒頭陳述で次のように述べる。
「『あいつ、殺してやりたい』『あいつ、殺っちまおうぜ』……そんなセリフを直接聞いたり、ネットで見たりしたことがあるかもしれません。こうした言葉は繰り返したり、または悪ノリで拡がっていきます。
しかし、そのセリフを言っている人が皆、本当に殺したいと思って言っているわけではありません。意志までは持っていないことは、少なくありません。Aさんは『殺してやりたい』と言ったことはありますが、本心ではありませんでした。しかし、Sがその言葉を真に受け、それに乗じて殺してしまったのが、今回の事件なのです」
Aの“殺してやりたい”発言は、冗談であり、本心からのものではなかったという主張だ。本人も尋問の際に「そこまでは言ってません」「そこまでの話はしていません」など、繰り返し述べた。だがこの言葉を聞いて、犯行の実行役を担ったSの証言は全く異なっている。
「Xさんが仕事場から飛んでしまったとき、保険金の話が出ました。保険金をかけるとか、得ようというようなニュアンスのことを……『もう、あいつやるしかないでしょ』と言ってたので、Xさんのことを言っているのだと思いました。それより前に『やる』という話は何回かありました。でもこのとき、保険金というワードが出て来たので、そういうことだったのは、分かりました」(Aの公判に証人出廷したSの証言)
さらにその後「Kを実行役にして、水難事故に見せかけて殺害する」と聞かされたともいう。ところが、もともとXさんと仲の良かったKは実行役を拒否。事件直前に、Sが実行行為を担うことが決まった。
S「ほんとにやるんですか」
A「やるよ」
S「本当に大丈夫なんですか」
A「大丈夫」
●「時間的にもアレだし、そろそろやんないと」
そして事件前日の忘年会の日。焼肉店で食べ放題メニューを食べたのち、キャバクラで飲酒。ほろ酔いの中、漁港の岸壁で釣りに興じるXさんとKを見ながら、AはSに言ったという。
「時間的にもアレだし、そろそろやんないと」
これを聞いたSは、やらなければならないなと思い「わかりました」と返事をして、車を降りた。
「気づいたらKが、自分の後ろに移動して来てたんで、『いってきます』と言って、Xさんを押して、海に落としました。そのあと車に戻り、Aさんに『やりました』と言ったら『了解』と……驚いた様子はなかったです」(同)
Aは共犯らによるこうした詳細な証言があっても、否認を続けた。被告人質問では生命保険の契約に関して問われ「外交員が応接室で何かやってると思いましたが、契約までしてると思ってないです」と返答、自分からXさんに持ちかけた養子縁組の話も「言っていません」と、事件までの重大な局面での自身の関与をほぼ否定した。
K、Aの判決では、検察官の主張の通り、Aが主導して事件を起こしたことが認定された。
「事故を偽装して殺害し、死亡保険金を得るためにSと共謀し、埠頭でXさんをその背後から背中を押して海に突き落とし溺死させ殺害した」(Aの判決より)
Aは結局、死亡保険金を受け取ることはできていない。なぜ自分が海に突き落とされたか理解できぬままに亡くなったXさんの命も、戻ってはこない。
https://www.bengo4.com/c_1009/n_12687/
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