“ドーナツ配膳” 特養死亡事故 准看護師に『逆転無罪』 東京高裁「事故の予見可能性低い」

匿名

鍋島直茂

20/07/28 22:18:52

“ドーナツ配膳” 特養死亡事故 准看護師に『逆転無罪』 東京高裁「事故の予見可能性低い」
2020年7月28日 21:04NBS長野放送
介護現場の事故で逆転無罪です。長野県安曇野市の特別養護老人ホームで、ドーナツを食べた入所者が死亡し、准看護師が業務上過失致死の罪に問われた裁判で、二審の東京高等裁判所は、「死亡を予見する可能性は低く、注意義務に反するとは言えない」として一審の有罪判決を破棄し、准看護師に無罪を言い渡しました。

「無罪」の知らせに支援者の歓声が上がりました。

2013年、安曇野市の特別養護老人ホームで、当時85歳の女性がドーナツを食べた後、心肺停止となり、その後死亡しました。

一審の地裁松本支部は、ドーナツを配って業務上過失致死の罪に問われた准看護師の女性が「死亡した入所者のおやつがゼリーに変更されていたのに確認を怠った」などとして「罰金20万円」の判決を言い渡しました。

控訴した弁護側は「おやつを食べさせると窒息するという認識は職員間に無かった」などとして無罪を主張。

検察側は控訴棄却を求めていました。

弁護団によると、事故当時は介護士1人が利用者17人に対応する状態で、居合わせた被告が手伝ったということです。

人手不足に悩む介護の現場からは、「個人の過失とされれば現場が委縮しかねない」として、一審の時から無罪判決を求める73万人もの署名が出されていました。

28日の判決で東京高裁は、「被害者は、入所後もドーナツを食べていて、窒息の危険性の程度は低かった」「ドーナツからゼリーへの変更は、介護職員の間の申し送りで、准看護師の被告は簡単に知りえず、事故の予見可能性は低く、被告に事故を未然に防ぐ注意義務があったとはいえない」などとして、一審の有罪判決を破棄し、被告に無罪を言い渡しました。

無罪を勝ち取った山口さんは…。

無罪判決を受けた・山口けさえさん:

「弁護団、全国の皆さんの支援のおかげで本日、真実が証明されました。6年半という長い間、本当に支えていただきありがとうございました」

一方、長野地方検察庁は「無罪判決が出たことは報道により承知していますが、コメントはありません」としています。

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