声優との結婚を夢みる、子供部屋おじさんの末路

匿名

斉衡

20/01/02 09:49:46

 実家に両親と暮らす、子供部屋おじさん。
45歳、団塊ジュニア。私立高校から私立工業大学を卒業、現在は派遣のITエンジニアをしている。年収は300万ほど。
 子供部屋おじさんさんによれば、40代で派遣のITエンジニアは特殊能力でもない限り仕事があるだけましで、自分はもらっているほうだという。
 実家住まいなんでお金はかかりません。都心まで1時間かからないし、地下鉄直結で便利です。家を出る理由がないしお金もったいない。と話す。
 趣味以外にお金を使うのは考えられないと語る。服は母親がたまに買ってきたもので、好みもないので何でも着るという。ポロシャツのロゴも靴のロゴも某タイヤメーカーのもので、たしかに地方の年配の人によく見られる服装だ。店内でもキャップを脱がないのは若ハゲが嫌だという理由で、これも某タイヤメーカーのロゴが踊る。
 ※長くなるので>>1へ。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

  • No.1 斉衡

    20/01/02 09:50:34

     子供部屋おじさんさんは小太りで、童顔な笑みを浮かべる。45歳には見えない。家族連れのお父さんよりずっと若い。
     高校は私立の単願。中学時代のバブル期からずっとオタク。子供部屋おじさんはオタク趣味と自慰(いまでも一日何回もするという)にハマってしまい、地元私立の単願が精一杯でそのまま進学した。
     家は裕福。いまも親は年金で悠々自適です。
     大学はストレートで某工業大学。団塊ジュニアの大学受験は戦争だった。大学の数も、大学の定員も少ないのに団塊ジュニアの数は膨大で、今でいうFランク大学(全入大学)など存在しなかった時代。
     それがいまやFラン。バカ大扱い。40過ぎたおっさんが自分のお子さんの話ならともかく、偏差値とか文系理系とか、偏差値と文系理系をいまだにこだわるのも団塊ジュニアの特徴。

    >>2

  • No.2 斉衡

    20/01/02 09:52:01

    オフに二人で会おうとしたり、呑みに連れて行こうとしたりの行為は、やがて事務所から猛烈な抗議を受け、声優自身も「断りきれなかった」と泣きながら訴えたことで、子供部屋おじさんはついに、その仕事から外された。翌年、社員として契約は更新しないと告げられ、会社を去ることになった。
    「あの女はいまでも許せません。彼女も盛り上がってましたよ。私が起用していたから仕事もあったのに。今は消えてざまあみろですよ」


     福田さんは仕事が絡むと女性に対して強気に出られると語る。
    「結局、いまだに独身で彼女いない歴=年齢ですよ」
    筆者はどうしても聞きたいことがあった。
    「いわゆる女性との経験はあるの?」
    即座にあっけらかんと童貞と答えてくれた。
    意欲はあるようだが、できないものはしょうがない。風俗嬢は汚いから嫌いなので行ったことがないそうだ。
    「それに若い子が少ないじゃないですか。やっぱり若くてかわいい子がいいです。親も子どもを欲しがってるし。
    アニメキャラはもちろん、声優だって20歳代後半でババア扱いのギョーカイですから。
    そういう世界にいた自分としてはその辺のおばさんなんて無理ですね」
     やはり声優と結婚したいという、それも若い声優で。いまも子役上がりの声優でMという「推し」がいるようだ。四半世紀の年の差があるのだが。
    >>3

  • No.3 斉衡

    20/01/02 09:53:05

     筆者は気分が悪くなったのでうんと意地悪な問いかけをしてみた。親の介護と老後はどうするのかと。
    「幸い親は年金で裕福ですし、一人っ子なんで持ち家は継げます。親の介護? 考えたこともないですね。
    まだ二人とも元気で海外旅行とか行ってますよ。どうにかなったら施設に入れるしかないでしょう。自分の老後はもっとわかんないですね。結婚して、子どもを作ることが重要でしょうね」
     子供部屋おじさんは真面目な顔をして語るが、数年後に結婚して子どもを作ったとして、子どもが成人するころもう70歳だ。
    それを指摘すると
    「男はいくつになっても子どもは作れますから」と言った後、
    「あ、さっきのババアとかのとこ、ネタですからね」と笑った。
    いつになったら自分の年齢と、残された時間に気づくのだろう。
    気づかないフリをするしかないのか。
     

  • No.4 斉衡

    20/01/02 09:53:29

    生まれてから今まで実家住まいで自分で家賃も光熱費も払ったことがなく、いまも母親にご飯を作ってもらい、稼いだお金は全部お小遣い。
    大金持ちではないが、元大企業のサラリーマンと専業主婦の母という逃げ切り世代を両親に持つ子供部屋おじさんはある意味幸せである。

     人間にとって最大の敵は孤独だ。余裕がある世代だった親たちに介護が必要なときがきたら、十分な蓄えもつくれず、次世代との繋がりがないような、余裕がない子ども世代は簡単に身動きがとれなくなる。そして、ここでもひとりっ子は孤独との戦いが待っている。

     孤独の時限爆弾はすでに作動している。子供部屋おじさんも、例外ではない。
     これまでのしくじりを認め、年相応の自身の身の丈を見つめ直せば、思い描いたバーチャルな甘い夢とは違う形かも知れないが、穏やかな未来を迎えられるかもしれない。

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*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

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