食欲の秋
本当は怖い!ヘアカラーによる「接触皮膚炎」 原因に気づかず繰り返し…重症化も
産経新聞 2017年09月08日 12時04分
本当は怖い!ヘアカラーによる「接触皮膚炎」 原因に気づかず繰り返し…重症化も
自宅や美容院で広く行われるヘアカラー(毛染め)による皮膚障害が後を絶たない。一度症状が出た人が繰り返し使うと重症化していくケースが多いが、それでも使い続ける人が少なくない。専門家は「異常があったら使用しないで」と注意喚起している。(平沢裕子)
2日後に症状も
毛染めによる皮膚障害は主に接触皮膚炎(かぶれ)で、これは原因となる物質に接触することで湿疹が出たり腫れたりする疾患だ。直接的な原因はヘアカラーリング剤で、中でも白髪染めに使われることが多い「酸化染毛剤」は主成分にアレルギーを引き起こしやすい物質が含まれる。
症状は、染毛剤が直接触れる頭皮だけでなく、洗髪時などに流れることで、髪の生え際や顔全体、首などに出ることもある。
埼玉県済生会川口総合病院皮膚科の高山かおる主任部長は「毛染めによる接触皮膚炎は遅発型アレルギーといわれるもので、毛染めから2日以上たって症状が出ることも多い。このため、それが原因と気付かずに毛染めを繰り返し、重症化する人も少なくない」と指摘する。
事故調が注意喚起
消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は平成27年、染毛剤で起きるアレルギー皮膚障害に関する報告書を公表。それによると、同庁には22~26年度の5年間に被害相談が1008件寄せられ、このうち166件が治療に1カ月以上かかる重症だった。
報告書の事例によると、40代から自宅で毛染めを行っていた50代女性は2年前から痛みやかゆみを感じたが、市販薬で症状が治まるので毛染めを続けたところ、顔面が赤く腫れるなどし医療機関を受診した。
また、60代男性は3回目の毛染めで目が開かないほど顔面が腫れ1週間仕事を休んだ。それまでの2回の毛染めでは症状が表れなかったという。
日本ヘアカラー工業会は昨年7月、商品の外箱正面に「かぶれたことのある方は絶対に使用しないで」などの注意喚起の表示をするよう自主基準を改正した。
事前テストせず6割
健康被害を防ぐには、事前のパッチテスト(皮膚アレルギー試験)が勧められる。ただ、テストには48時間を要することもあり、実施しない人も少なくない。事故調の報告書公表から1年後の昨年8~9月に同庁が実施したアンケートでは、パッチテストをしたことがない人は64・9%で、前年(68・0%)とほぼ同じだった。また、理美容院のスタッフから毛染めのリスクについて説明を受けたことがない人は36・4%で、前年(28・5%)より7・9ポイント増加。消費者への情報提供が十分でないことがうかがえる。
アレルギーの場合、いったん症状が治まっても再度使用すると発症し、次第に症状が重くなり、全身症状となることもある。
高山主任部長は「酸化染毛剤で一度でも症状が出た人は、二度と使わないこと。それでも毛染めをする場合は、酸化染毛剤が入っていないヘアマニキュアなどのカラーリング剤にした方がいい」と話している。
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【用語解説】カラーリング剤
主に、医薬部外品の染毛剤(ヘアカラーなど)と、化粧品の染毛料(ヘアマニキュア、カラーリンスなど)がある。染毛剤は、髪の内側にも色を入れて染める薬剤。酸化染毛剤と非酸化染毛剤がある。酸化染毛剤は約2カ月色持ちする。非酸化染毛剤は、酸化染毛剤でかぶれやすい人でも使える場合がある。染毛料は、染毛剤でかぶれる人も使うことができる。ヘアマニキュアは髪の外側に色素を吸着させコーティングする薬剤。色持ちは2~3週間。
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/life/sankei-lif1709080014?fm=topics
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No.8 主 食欲の秋
l/Y9veNJHp
17/09/08 21:41:51
私もアトピーでジアミンアレルギーだから、キラリって言うカラートリートメント使ってる。
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