滋賀・近江八幡の女性殺人、被害者夫の前妻の長女逮捕

　滋賀県近江八幡市博労町元の飲食店経営清水智子さん＝当時（５２）＝が２０１４年１０月に殺害された事件で、滋賀県警捜査本部（近江八幡署）は８日、殺人の疑いで、同市安土町下豊浦、無職平沼久美子容疑者（４４）を逮捕した。県警は平沼容疑者の認否を明らかにしていない。
　県警によると、平沼容疑者は、清水さんの夫（７４）と前妻（７４）の間の長女で、清水さんとも面識があったという。県警は２人の間に何らかのトラブルがあったとみて、殺害の詳しい動機などを調べている。
　逮捕容疑は、１４年１０月１３日夜、清水さんの自宅で、腹部や背中などを鋭利な刃物のようなもので１０カ所以上刺し、出血性ショックにより殺害した疑い。死亡推定時刻は１３日午後９時ごろで、凶器は見つかっていないという。
　清水さんは翌１４日午前８時４０分ごろ、１階の廊下で死亡しているのが見つかった。発見時、玄関は施錠されていなかった。当時、夫は入院中で、清水さんは１人で暮らしていた。
　事件現場の近くに住む近江八幡観光物産協会事務局長の田中宏樹さん（４３）＝近江八幡市多賀町＝は「清水さんは気さくで笑顔を絶やさない人だった。協会の事業にも積極的に関わってくれていた。敵をつくるような人ではなく、誰の犯行かと不安に思っていた」と話した

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