• No.3 続き

    16/05/05 23:04:25

     また、都会のタワーマンションなどで暮らし、学校や塾などと家庭の往復で毎日を過ごす子供たちは、親以外の大人や高齢者、また生活レベルの異なる人たちと触れ合う機会が少ない。つまり、リアルでも限られた人としか接しないため、「仲間内」以外の人に配慮する機会のないまま、成長することになる。

     気持ちを表す言葉が使えない子供も多い。例えば、『びびる』という心情表現は、『驚く』『すくみ上がる』『萎縮する』『恐れる』など、他の言葉でさまざまに言い換えられる。
    だがそれをすべて
    『びびる』で済ませてしまう子が多いという。

     「煩わしい」「不快」「つらい」「げんなりする」などはすべて「キモい」で済ませ、「すごい」「面白い」「すてき」「感動した」は大抵「ヤバい」で片付ける。

    矢野さんは「自分の心情を把握するには言葉が必要。

    心情表現ができなければ、自分の心情を正しく認識できず、他人にも伝えられない」と指摘する。

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返信コメント

  • No.4 続き

    16/05/05 23:10:40

    >>3
     ■日記をつけよう

     若い世代の言葉遣いに、大人が眉をひそめるのは今に始まったことではない。

    言葉にはある程度時代とともに移り変わってゆく面もある。

     だが、矢野さんは「ラインでのやり取りに代表されるように、相手の心に踏み込まず、本音で交わす会話が少ない。
    本音を出せる環境の少なさは子供にとっても不幸だ」と指摘する。

    4月に出版した『LINEで子どもがバカになる』(講談社+α新書)では、
    「比喩が理解できない」「季節感がわからない」といった例を挙げながら、子供たちの日本語運用能力、さらには取り巻く環境にも警鐘を鳴らした。

     他者の視点や立場に配慮し、正しい言葉を使えるようになるために、また読解力を伸ばすために、矢野さは小学5、6年の子供たちに「ことばしらべ」という課題を出している。

    例文のなかから、少し難しい言葉を抜き出し、辞書でその意味を調べて書き出した上で、その言葉を使った文を作らせるものだ。

    語彙が増えると同時に、最初は多少おかしい文を作る子供も、添削を繰り返すことで徐々に誰が読んでも意味のわかる文を作れるようになる。
     もう一つは日記をつけること。

    それも「楽しかった」「悔しかった」だけではなく、1日の出来事を、丁寧に文章にすることを勧める。

    「スマートフォンで打つのではなく、紙に書き付けることです。
    続けるうちにオリジナリティーのある表現が身につく」。

    親も子供に迎合せず、なるべくたくさんの言葉で子供に接することが大切だという。

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