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15/07/18 09:53:45
石破茂(いしばしげる)ブログより抜粋 国連憲章など 2015/07/17 (前文はトピと関係ないので略) 一昨日の特別委員会における混乱ぶりはこれと対極をなすものでした。 浜田靖一委員長のご労苦はいかばかりであったろうかと思います。 政府とてもちろん無謬ではなく、今後の参議院における審議では更なる工夫がなされることかと思いますが、手に手に紙を持って委員長席に詰め寄るあの姿を見ていて、実に暗澹たる思いが致しました。 維新の対案が出てきたのは審議も大詰めに近づいてからでしたし 民主党に至っては領域警備以外の対案すら出さない有り様で これで政党や国会議員の職責を果たしていると本当に思っているのでしょうか。 念のために再度申し上げておきますが 国連憲章では基本的に「戦争」はすべて違法化されており 反対派の方が「戦争法案」と叫ぶのは根本から間違っています。 国連憲章第2条が 「すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決しなければならない。」 「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全または政治的独立に対するものも、また国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。」 と定めるとおりです。 一方、憲章第51条は 「この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的または集団的自衛の権利を害するものではない。」 とも定め 自分の国を自分で守る個別的自衛権、密接な関係を有する国同士が互いに守りあう集団的自衛権を認めていますが これが安全保障理事会における 米・英・仏・中・露の常任理事国が持つ拒否権の発動により 国連の集団安全保障が機能しない場合を念頭に置いたものであることは言うまでもありません。 国連憲章においてこの「集団的自衛権」という概念が創設されたのは 大国の横暴を恐れた中南米諸国の発案によるものであり そもそも「米国と共に世界中で戦争する権利」ではないことはその歴史的経緯からも明白です。 続く
15/07/18 09:57:58
>>125つづき もし本気で「集団的自衛権は戦争につながる邪悪なものだ」と信じているのならば 岡田民主党代表は外相在任時に国連総会に行ってそのようなご主張をなさるべきでしたし 今後の民主党の選挙公約にそのようにお書きになるべきでしょう。 「国連」というリアリズムの極致のようなシステム( United Nations は 「第2次世界大戦に勝利した連合国の連盟」がその本質であるのに これを「国際連合」と訳したところから誤解が始まったようにも思いますが)が 個別的自衛権と 集団安全保障と補完関係に立つ集団的自衛権によって維持されてきたものであることを 我々は直視しなくてはなりません。 国連は決して 「理想が体現されたお花畑」のような世界ではないのですが これを直視することを意図的に避けているとすれば それはためにする誤った議論であり これを知らないとすれば 恐ろしく不勉強という他はありません。 「今回の法制は立憲主義の破壊である」 という主張も似たようなもので 立憲主義とは 「憲法が権力を拘束するもの」であると共に 「三権分立が機能すること」 も不可欠の要素です。 この議論を意図的に回避し ひたすら立憲主義の破壊を叫ぶ光景も 何やら異様な感じが致します。 日本における民主主義は市民が専制君主から戦って勝ち取ったものではないから、このようなことになるのだ、とは思いたくはありませんが。 なお、日米同盟の現状と課題について 「『無極化』時代の日米同盟 アメリカの対中融和政策は日本の『危機の20年』の始まりか」(川上高司著・ミネルヴァ書房)は極めて参考になる著作です。 川上教授の論考からは、いつも貴重な示唆をいただきます。 以下略
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古トピの為、これ以上コメントできません
15/07/18 10:11:37
>>125>>126 石破さんわかりやすくありがとうございます。反対派に言いたいことはそれだよね。
15/07/18 14:22:49
>>35>>125>>126>>129 説明レス。
15/07/19 22:06:40
まとめ >>35>>125>>126>>129 >>131の質問に対する答え>>134
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No.125 匿名
15/07/18 09:53:45
石破茂(いしばしげる)ブログより抜粋
国連憲章など
2015/07/17
(前文はトピと関係ないので略)
一昨日の特別委員会における混乱ぶりはこれと対極をなすものでした。
浜田靖一委員長のご労苦はいかばかりであったろうかと思います。
政府とてもちろん無謬ではなく、今後の参議院における審議では更なる工夫がなされることかと思いますが、手に手に紙を持って委員長席に詰め寄るあの姿を見ていて、実に暗澹たる思いが致しました。
維新の対案が出てきたのは審議も大詰めに近づいてからでしたし
民主党に至っては領域警備以外の対案すら出さない有り様で
これで政党や国会議員の職責を果たしていると本当に思っているのでしょうか。
念のために再度申し上げておきますが
国連憲章では基本的に「戦争」はすべて違法化されており
反対派の方が「戦争法案」と叫ぶのは根本から間違っています。
国連憲章第2条が
「すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決しなければならない。」
「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全または政治的独立に対するものも、また国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。」
と定めるとおりです。
一方、憲章第51条は
「この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的または集団的自衛の権利を害するものではない。」
とも定め
自分の国を自分で守る個別的自衛権、密接な関係を有する国同士が互いに守りあう集団的自衛権を認めていますが
これが安全保障理事会における
米・英・仏・中・露の常任理事国が持つ拒否権の発動により
国連の集団安全保障が機能しない場合を念頭に置いたものであることは言うまでもありません。
国連憲章においてこの「集団的自衛権」という概念が創設されたのは
大国の横暴を恐れた中南米諸国の発案によるものであり
そもそも「米国と共に世界中で戦争する権利」ではないことはその歴史的経緯からも明白です。
続く
No.126 匿名
15/07/18 09:57:58
>>125つづき
もし本気で「集団的自衛権は戦争につながる邪悪なものだ」と信じているのならば
岡田民主党代表は外相在任時に国連総会に行ってそのようなご主張をなさるべきでしたし
今後の民主党の選挙公約にそのようにお書きになるべきでしょう。
「国連」というリアリズムの極致のようなシステム( United Nations は
「第2次世界大戦に勝利した連合国の連盟」がその本質であるのに
これを「国際連合」と訳したところから誤解が始まったようにも思いますが)が
個別的自衛権と
集団安全保障と補完関係に立つ集団的自衛権によって維持されてきたものであることを
我々は直視しなくてはなりません。
国連は決して
「理想が体現されたお花畑」のような世界ではないのですが
これを直視することを意図的に避けているとすれば
それはためにする誤った議論であり
これを知らないとすれば
恐ろしく不勉強という他はありません。
「今回の法制は立憲主義の破壊である」
という主張も似たようなもので
立憲主義とは
「憲法が権力を拘束するもの」であると共に
「三権分立が機能すること」
も不可欠の要素です。
この議論を意図的に回避し
ひたすら立憲主義の破壊を叫ぶ光景も
何やら異様な感じが致します。
日本における民主主義は市民が専制君主から戦って勝ち取ったものではないから、このようなことになるのだ、とは思いたくはありませんが。
なお、日米同盟の現状と課題について
「『無極化』時代の日米同盟 アメリカの対中融和政策は日本の『危機の20年』の始まりか」(川上高司著・ミネルヴァ書房)は極めて参考になる著作です。
川上教授の論考からは、いつも貴重な示唆をいただきます。
以下略
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古トピの為、これ以上コメントできません
返信コメント
No.127 匿名
15/07/18 10:11:37
>>125>>126
石破さんわかりやすくありがとうございます。反対派に言いたいことはそれだよね。
No.130 匿名
15/07/18 14:22:49
>>35>>125>>126>>129
説明レス。
No.136 匿名
15/07/19 22:06:40
まとめ
>>35>>125>>126>>129
>>131の質問に対する答え>>134