• No.87 続き

    11/11/03 13:45:24

    >>86
     この提案に対し、共産党の穀田恵二国対委員長が即座にかみついた。

    「ちょっとそれはおかしいでしょ。協議のあり方は次回以降ということで了承したのに、今の発言は協議のあり方の中身にまで踏み込んでいるではないか」

     樽床氏がとりなして、協議のあり方については次回以降とすることを再確認したが、出だしから思いやられる展開である。 

    要するに民主、自民両党は抜本改革を先送りして、1票の格差の問題だけを話し合いたい。

    なぜなら、現行制度は大政党に有利だからだ。

     これに対して、現行の小選挙区制度で不利な戦いを強いられている中小政党は抜本改革に踏み込みたい。

    改革の中身で議論が対立しているのではなく、その前段階の会議の進め方、何を議論するのかという点で、すでに会議はつまずいているのだ。

     衆院で圧倒的な議席数を誇る民主党の現在の力をもってすれば、自らに有利なように1票の格差の議論だけを進めることも不可能ではない。

    だが、民主党が細田氏の言う「2段ロケット」式の議論を強行すれば、公明、共産、社民、国民新党などを敵に回し、野田首相の政権運営は行き詰まりかねない。


    続く

  • No.88 続き

    11/11/03 13:50:53

    >>87
    ◇またぞろ蠢き始めた「政界再編」

    政権発足後、安全運転に徹してきた野田首相は、次から次へと襲いかかってくる政策課題への対応で安全ばかりを考えているわけにはいかなくなった。

    だが、安全運転をやめて、危険な課題に立ち向かうことで、政権は不安定にならざるを得ない。

     そうした動きを横目でにらみながら、与党内にきな臭さが漂い始めている。

    その発信源は、亀井氏の動きである。 

    亀井氏は10月24日夜、東京・赤坂の料亭で小沢氏と会談した。

    国民新党関係者はこの会談の内容について、「年金問題だ」と語ったが、それを信じる政界関係者は皆無だ。
    また、亀井氏はこの直後に自民党の山崎拓前副総裁とも会談した。

     さらに、この日の昼、亀井氏は外国特派員協会で講演した後、取り囲んだ記者団に対して、大阪府の橋下徹知事が提唱する大阪都構想について、「共感する」とエールを送った。

    前述のとおり、亀井氏はTPP参加問題では野田首相と真っ向から対立する立場でもある。

     一連の動きについて、連立政権の中で埋没気味の亀井氏が生き残りの道を探っているだけだという見方もある。

    自民党ベテラン議員の1人は「うまくいくかどうかは知らんが、狙いは新党結成、そして政界再編。

    亀井さんは野田政権の失速が近いことを予想しているんだろ」と指摘する。

    「野田首相は安全運転をやめた結果、スピードを出しすぎて事故を起こすかもしれない」


     野田首相と距離を置く民主党中堅議員はこう言う。

    その先にあるのは、首相辞任か衆院解散・総選挙か。

    逆に野田首相のスピード運転が功を奏して次から次へと主要課題を解決できれば長期政権化もあり得る。
    野田首相が安全運転をやめたことによって、あらゆる可能性が出てきた。これに呼応するように、

    政権周辺で何やら気になる動きが目立ち始めてきた。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。