妄想族会議開催中。 へのコメント(No.187

  • No.187 豚キム部長

    KDDI-SN34

    06/10/30 01:46:19

    2年チョットの交際を経て結婚したが、新婚の甘い生活が続いたのも束の間だった。
    結婚して一年半が経つ頃には、彼の仕事でのポジションが忙しさを増し、そして二人でいる時間も少しづつ減っていった。
    夕飯の支度を済ませて待っていても帰宅時間はバラバラで、食べずに終わる日も多くなった。
    「あなた、今日は何時になる?」
    「そんなこと、俺にもわからないよ…」
    冷めた会話。
    「忙しいのはわかるけど、夕飯の作って毎晩待ってる私の身にもなってよ!」
    「そんなこと言ったって仕事なんだから仕方ないだろ!もういい。今後夕飯は外で食べるから。」
    また喧嘩しちゃった…ただ寂しいだけなのに、素直に言えない。可愛げがないのはわかってる。でも怒りたい気持ちは当然ある。その怒りだけしか伝えられなかった自分が悪い。
    結局、悟は毎晩私を避けるかのように深夜まで帰らなかった。そして次第に気付くと“帰っていない”なんて日も増えていた。
    (浮気…?朝帰りなんて、信じられない…)
    当然のように私には夜の営みなんてものはなくなっていた。不信感と寂しさの中、苦痛に耐えきれなくなっていた…。
    そんなある日のことだった。 プルルル―電話が鳴った 。
    「はい、想田です。」
    「あの、遥さんですか?」
    「はい、あなたは…?」
    「スミマセン、俺、悟の兄の健太郎です。」
    「あっ、義兄さん!はじめまして。あの、悟さんなら今は仕事で留守なんですが…」
    突然の電話に驚いた。悟に兄がいるのは知っていたが、長年仕事の都合でN.Y.に住んでいて、結婚してからも一度も会ったことも話したことすらがなかった。
    悟は日曜日だと言うのに仕事だと言い、家にいなかった。義兄さんに悟の携帯を教えると用件も聞かず電話を切った。
    (悟のお兄さんかぁ。どんな人なんだろ?)
    少しだけ気になった。

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