妄想族会議開催中。 へのコメント(No.168

  • No.168 豚キム部長

    KDDI-SN34

    06/10/27 14:03:51

    中1の私には先輩の姿をみるだけで嬉しくて、そのドキドキ感だけで幸せだった。

    でもその初恋は叶うことはなかった。私には告白する勇気なんてとてもなかったし、夏休みが終わり学校が始まってから先輩の姿を見かけなくなった。

    (どうして…?先輩何かあったのかな?)
    そんな不安がよぎった。先輩に会えない毎日は退屈で苦痛でたまらなかった。私はそんな不安と退屈に耐えきれず、覚悟を決めて三年生の教室に乗り込んだ。
    来たはいいけど、どうしよう。誰に聞けばいいんだろう…怖じ気付く。
    その時一人の綺麗な先輩が声をかけてくれた。
    「どうしたの?何か用があるんでしょ?」
    私は焦りながらも頑張って訪ねてみた。
    「あっ、あの…妄想先輩は…」
    「あぁ、妄想君ね。妄想君なら…転校しちゃったよ。」
    先輩の顔が曇って、横から別の先輩が口を挟んだ。
    「里花も寂しくなっちゃったよね。あいつから告白しといて、いきなり転校なんてさ。遠恋なんてアタシには耐えられな~い。」
    「寂しいけど、しょうがないよ…」
    この人、里花さんて先輩。妄想先輩の彼女なんだ…。
    「あ、ありがとうございました!」
    私は慌てて走り出した。転校…、彼女…、遠恋…、そんな言葉がグルグル頭の中で回っていた。妄想先輩はもういない。
    私の恋はもう終わってしまったんだ…。片思いなのに、ただ一人で先輩を思ってときめいてただけなのに、先輩は私の存在すら知らないのに…涙が溢れて切なくなった。
    もう先輩の姿を見ることすら叶わない。

    ―私の初恋はアッサリ終わってしまった―

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