- 下話
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「おまたせ」
私は彼の車の窓をコンコンと軽く叩いてそう言った。彼に会えた嬉しさなのか気分の悪さを忘れてしまった。いつものように食事をしドライブをした。
夫と別れてこんなに素敵な彼と暮らすことができるんだろうか…彼は私とこのお腹の子を受け入れてくれるのだろうか…
そう思って言い出そうとした時、急に不安に襲われた。そして言い出せないままいつものように夜の街に入り、彼に抱かれた。激しく…
家に着くとまた気分が悪くなった。
「おかえり」夫は寝室で待ち構えるように待っていた。そして強引に私の手を引っ張りベッドに私を押し倒した。今にも戻しそうだが抵抗できない。夫を見上げて言った
「赤ちゃん、できたみたい…あなたの」
疲れた パース!- 0
06/09/12 00:32:01