- 下話
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【続きの続き】
夫は行為が終わると、思いをなしとげたのか、仕事の疲れもあったのか、そのまま沈みこむよう眠りました。私は彼を愛していたはずなのに、夫に凌辱され不覚にも感じてしまいました。悔しくて悲しくてしばらく彼には会えませんでした。彼はまっすぐ私を愛してくれているのに…。
私は汚れた体を洗い流しにバスルームへ向かおうと立ち上がると少し立ちくらみをおぼえました。疲れたからかなと思いましたが、直後に胃液が上がってきました。それから30分はトイレにいたでしょうか…。こんなに苦しい吐気に襲われたのは初めてでした。
そしてフッと頭をよぎった『妊娠』の二文字。
まさか。そんなはずは。夫とはさっき3ヶ月ぶりにしたはず…。まさか。まさか…。まさか………。
翌日、あまりの吐気で会社に行けませんでした。夫はすでに出勤していました。全く自分勝手に抱くだけ抱いて!と昨夜の事に苛立ち、泣きたくなりましたが容赦なく吐気が…。
落ち着いたところで、妊娠検査薬を買い、試してみました。説明書を取り出して読むと、生理予定日から1週間後から使用可能との事。そういえば彼との密会に夢中でもう2週間近く来てない!
緊張しながら検査をすると…結果は…- 0
06/09/11 23:35:01