『子育て四訓』は山口県下に住む教育者のＡ氏が長年の教育経験を踏まえてまとめたものです。

一、乳児はしっかり
　　　　肌を離すな
一、幼児は肌を離せ
　　　　手を離すな
一、少年は手を離せ
　　　　目を離すな
一、青年は目を離せ
　　　　心を離すな

乳児はしっかり…胎児期の母子はへその緒で繋がり羊水の中で守られている。それが出生によって赤ちゃんは外界にさらされ不安になる。その心の安定を保つためにもしっかり肌と肌を触れ合わせる事が大切！サルの子育てで言うと「抱いてちょうだい」の時期。
母親の胸は子宮の延長であり、しっかり抱かれる事によって赤ちゃんは「守られている」「可愛がられている」と無意識のうちに感じ信頼し安心する！

幼児は肌を離せ…幼児は乳離れをするが、一気に離すのではなく常に親がそばにいる事で「心配しなくても良いよ」と言う安心感を与える事が大切。サルの子育てで言えば「下ろしてちょうだい」の時期。
周囲への関心や色んなものに目が向いていき、自立させるための第一段階。自立に目覚める幼児期は完全な保護から社会に向いて一歩踏み出す時期！

少年は手を離せ…友達との付き合いによって社会性が育つ時なので、ここではしっかり手を離して活動範囲を広げてやる。
ただし、色んな危険があるので目を離してはいけない。サルの子育てで言えば「一人にしてちょうだい」と言う時期。
親に反抗したり、問題行動に走ったり苦しい思いをするかもしれない。しかしそれは成長の過程である。親として逃げずに子供と向き合い、共に成長する事を心掛ける！

青年は目を離せ…青年期になると完全に自立していくために、自分なりの生き甲斐、進路を歩んでいく時期であるが、気持ちの上では心を離してはいけない。

・子育ての最終的な責任は親にあるという基本を忘れてはならない！
子育ては四訓の言葉だけで言い尽くせるものではないが、自分の子育てを振り返る、あるいは自信を持つヒントにしてほしい！
と、日本時事評論と言う新聞に書かれています！