庭での花木や野菜の栽培について、害虫の苦情を出す若手への対処

転居以来二十余年、郊外の住宅地に暮らしております。もともとは畑や田の多い地域でしたが、近年は開発が進み、徐々に新しいご家族も増えてまいりました。

わが家では小規模ながら、庭の一部で家庭菜園を続けており、今季も例年通りメークインと男爵のジャガイモや、玉ねぎ、ナスやピーマンも育てておりました。ところが二年半ほど前、裏手に私有地が分譲され、六軒の建売住宅が新築されました。いずれも若い核家族の方々で、小さなお子さまのいらっしゃるご家庭が多いご様子です。
そのような中、先日ご近所の方にお裾分けした野菜が、他所に回されていたことを耳にしました。理由を尋ねたところ、虫の付着を懸念されたとのことで、洗濯物への影響を心配されていたようです。
本来この地域では、家庭菜園や草花の手入れはごく自然な日常であり、紫陽花の美しさや収穫の喜びを分かち合うのもまた、ご近所付き合いの一部でした。虫や鳥の出現に関しても「お互い様」という暗黙の了解があったように思います。

ところが新たにお越しになった皆様の間では、庭先での植物の管理を極力避けていらっしゃるようで、六軒のうちどのお宅でもガーデニングや菜園は見かけません。そうしたお考えもまた、現代的な衛生意識や生活スタイルの一環として理解はできるものの、これまでの価値観との隔たりに、戸惑いを感じることも否めません。
もちろん、苦情とまでは言えぬまでも、不快を表明された方のお気持ちも理解し、今後どのように歩み寄るべきか思案しております。

皆様の地域では、家庭菜園や庭の植栽について、新しい住民の方との間でどのような調整や配慮をなさっておられますでしょうか。ご経験やご助言を伺えましたら幸いです。