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<相続>疎遠にしていた祖母、会いに来いと
25/04/25 21:55:23
その全文は左の如し。 「玉著「日本茶が危ない!」(https://old.tabemono.info/report/report_21.html)(旧ホームページバックナンバー)において、「人を凶暴にし、子宮ガンをつくるネオニコチノイド系殺虫剤が、 日本の茶葉から多量に、ペットボトルのお茶からはすべて検出され、 市販のお茶に危険性があることが明確にわかりました。」と記載が有る。 「研究チームが調査したのは、国産の原料を使っていると表記した市販の茶葉39検体と、ペットボトル入りのお茶9検体。 比較のため、スリランカ紅茶の茶葉30検体を現地で購入し、同じ手法で調べています。」と試験方法の記載が玉著中にあるが、かかる僅少な検体数を以て「ネオニコチノイドが茶に多用されている」旨の記載をしたその理由は何故か。 そもそもネオニコチノイド殺虫剤については小澤朗人氏・小杉由紀夫氏 ・片井祐介氏 ・吉崎真紀氏が1998 年~2008 年(2006 年は除く)にネオニコチノイド殺虫剤のチャノミドリヒメヨコバイに対する防除効果を静岡県農林技術研究所茶業研究センター内茶園で試験し、2004年には被害防止率が35.1%に低下し、その後も被害防止率が低迷するという結果を得ている(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps/2009/56/2009_56_107/_pdf/-char/ja 小澤朗人・小杉由紀夫氏・片井祐介 ・吉崎真紀「茶園のチャノミドリヒメヨコバイに対するネオニコチノイド系殺虫剤の防除効果の低下 」)。(続く)
25/04/25 21:56:32
>>1また、同論文に拠れば、小澤朗人氏等の右研究以前からチャノミドリヒメヨコバイに対するネオニコチノイド殺虫剤の防除効果の低下が現場から指摘されるようになったのである(同論文冒頭)。そうすると、態々かくの如く薬効が疑問視されているネオニコチノイド殺虫剤を好んで使う茶農家がそう多くいるのかという疑問が浮かぶ。更に遡って1999年には多々良 明 夫氏が「チ ャに お けるBT剤 とIGR剤 を基 幹 と した天 敵保 護 防 除体 系 下 での害 虫 と天 敵 類 の発 生」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps1999/1999/46/1999_46_119/_pdf/-char/ja)題して天敵への影響が少ないBT剤(対象とする害虫に対して特異性(対象のみに効果を現す性質)の高い微生物を使った農薬(姫 野 道 夫「微 生 物 殺 虫 剤(BT剤)の 改 良 と作 用 メ カ ニズ ム」 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/microbes1996/14/4/14_4_245/_pdf/-char/ja)の 「1. は じめ に」を参照のこと)やIGR剤(昆虫の脱皮 , 変態や生殖 に かかわ る 生理作用をか く乱する化合物の総称(中村知史「昆虫成長制御剤開発の最近の動向」 (https://jppa.or.jp/archive/pdf/52_07_01.pdf)の「はじめに」を参照のこと))を使用した防除に係る研究を発表していること、平成9年2月発行『新・目で見る茶の病害虫』に主要害虫を対象とした複数のBT剤、IGR剤という選択毒性が高い薬剤が複数紹介されていることも踏まえると、態々ネオニコチノイド殺虫剤という薬効に疑問が残る薬剤を玉著執筆時点の2024年9月10日時点で使い続ける茶農家が果たしてどれだけいるか甚だ疑問である。 (続く)
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25/04/25 21:57:18
>>2更に、ネオニコチノイドは茶農家にとって別のデメリットもある。例えば、茶の主要害虫の一つとして知られるチャノコカクモンハマキの天敵の一であるキイロタマゴバチ(高木一夫「茶園に寄生蜂のモニタリング」(昭和49年10月農林省茶業試験場『茶業試 験報告第10号』p91-131(内当該箇所p99))はネオニコチノイド系農薬に対し高い感受性を持つことが指摘されている。石島力氏・藤 田 夏 姫氏・佐 藤 安 志氏・大泰司誠氏の研究に拠れば2005年8月に静岡県島田市金谷の野菜茶業研究所圃場のチャハマキ卵塊からキイロタマゴバチを採取し、各種農薬のキイロタマゴバチ雌成虫に対する補正死亡率を試験した処、チアクロプリド水和剤を除くネオニコチノイド系殺虫剤は補正死亡率83.3~100%の高い補正死亡率を示した一方、IGR系農薬ではピリプロキシフェンマイクロカプセル剤を除き13.3%~23.3%の低い補正死亡率が示され、チャノコカクモンハマキ、チャハマキの重要な天敵の一として知られるキイロタマゴバチがネオニコチノイドに対し高い感受性を持つことが示唆された (https://www.jstage.jst.go.jp/article/cha/2010/110/2010_110_59/_pdf 石島力氏・藤 田 夏 姫氏・佐 藤 安 志氏・大泰司誠「チャのハマキガ類の卵寄生蜂キイロタマゴバチ 成虫に対する各種農薬の影響」)。さて、病害虫の防除については平成17年9月30日日付で農林水産省消費・安全局長より各農政局長、沖縄総合事務局長、北海道知事宛に「総合的病害虫・雑草管理(IPM)実践指針について」(17消安第6260号)が発せられ、右通達において利用可能なすべての防除技術を経済性を考慮しつつ慎重に検討し、病害虫・雑草の発生増加を抑えるための適切な手段を総合的に講じる総合的病害虫・雑草管理(IPM)が謳われ(https://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/t0000830.html)、茶に関してはその一環として土着天敵の活用が謳われている(前掲通達「茶 別添(PDF:20KB)」 (https://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/pdf/t0000830_10.pdf))。(続く)
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ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.1 主 山城守
25/04/25 21:55:23
その全文は左の如し。
「玉著「日本茶が危ない!」(https://old.tabemono.info/report/report_21.html)(旧ホームページバックナンバー)において、「人を凶暴にし、子宮ガンをつくるネオニコチノイド系殺虫剤が、
日本の茶葉から多量に、ペットボトルのお茶からはすべて検出され、
市販のお茶に危険性があることが明確にわかりました。」と記載が有る。
「研究チームが調査したのは、国産の原料を使っていると表記した市販の茶葉39検体と、ペットボトル入りのお茶9検体。
比較のため、スリランカ紅茶の茶葉30検体を現地で購入し、同じ手法で調べています。」と試験方法の記載が玉著中にあるが、かかる僅少な検体数を以て「ネオニコチノイドが茶に多用されている」旨の記載をしたその理由は何故か。
そもそもネオニコチノイド殺虫剤については小澤朗人氏・小杉由紀夫氏 ・片井祐介氏 ・吉崎真紀氏が1998 年~2008 年(2006 年は除く)にネオニコチノイド殺虫剤のチャノミドリヒメヨコバイに対する防除効果を静岡県農林技術研究所茶業研究センター内茶園で試験し、2004年には被害防止率が35.1%に低下し、その後も被害防止率が低迷するという結果を得ている(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps/2009/56/2009_56_107/_pdf/-char/ja 小澤朗人・小杉由紀夫氏・片井祐介 ・吉崎真紀「茶園のチャノミドリヒメヨコバイに対するネオニコチノイド系殺虫剤の防除効果の低下 」)。(続く)
No.2 主 山城守
25/04/25 21:56:32
>>1また、同論文に拠れば、小澤朗人氏等の右研究以前からチャノミドリヒメヨコバイに対するネオニコチノイド殺虫剤の防除効果の低下が現場から指摘されるようになったのである(同論文冒頭)。そうすると、態々かくの如く薬効が疑問視されているネオニコチノイド殺虫剤を好んで使う茶農家がそう多くいるのかという疑問が浮かぶ。更に遡って1999年には多々良 明 夫氏が「チ ャに お けるBT剤 とIGR剤 を基 幹 と した天 敵保 護 防 除体 系 下 での害 虫 と天 敵 類 の発 生」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps1999/1999/46/1999_46_119/_pdf/-char/ja)題して天敵への影響が少ないBT剤(対象とする害虫に対して特異性(対象のみに効果を現す性質)の高い微生物を使った農薬(姫 野 道 夫「微 生 物 殺 虫 剤(BT剤)の 改 良 と作 用 メ カ ニズ ム」 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/microbes1996/14/4/14_4_245/_pdf/-char/ja)の 「1. は じめ に」を参照のこと)やIGR剤(昆虫の脱皮 , 変態や生殖 に かかわ る 生理作用をか く乱する化合物の総称(中村知史「昆虫成長制御剤開発の最近の動向」 (https://jppa.or.jp/archive/pdf/52_07_01.pdf)の「はじめに」を参照のこと))を使用した防除に係る研究を発表していること、平成9年2月発行『新・目で見る茶の病害虫』に主要害虫を対象とした複数のBT剤、IGR剤という選択毒性が高い薬剤が複数紹介されていることも踏まえると、態々ネオニコチノイド殺虫剤という薬効に疑問が残る薬剤を玉著執筆時点の2024年9月10日時点で使い続ける茶農家が果たしてどれだけいるか甚だ疑問である。
(続く)
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古トピの為、これ以上コメントできません
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No.3 主 山城守
25/04/25 21:57:18
>>2更に、ネオニコチノイドは茶農家にとって別のデメリットもある。例えば、茶の主要害虫の一つとして知られるチャノコカクモンハマキの天敵の一であるキイロタマゴバチ(高木一夫「茶園に寄生蜂のモニタリング」(昭和49年10月農林省茶業試験場『茶業試 験報告第10号』p91-131(内当該箇所p99))はネオニコチノイド系農薬に対し高い感受性を持つことが指摘されている。石島力氏・藤 田 夏 姫氏・佐 藤 安 志氏・大泰司誠氏の研究に拠れば2005年8月に静岡県島田市金谷の野菜茶業研究所圃場のチャハマキ卵塊からキイロタマゴバチを採取し、各種農薬のキイロタマゴバチ雌成虫に対する補正死亡率を試験した処、チアクロプリド水和剤を除くネオニコチノイド系殺虫剤は補正死亡率83.3~100%の高い補正死亡率を示した一方、IGR系農薬ではピリプロキシフェンマイクロカプセル剤を除き13.3%~23.3%の低い補正死亡率が示され、チャノコカクモンハマキ、チャハマキの重要な天敵の一として知られるキイロタマゴバチがネオニコチノイドに対し高い感受性を持つことが示唆された (https://www.jstage.jst.go.jp/article/cha/2010/110/2010_110_59/_pdf 石島力氏・藤 田 夏 姫氏・佐 藤 安 志氏・大泰司誠「チャのハマキガ類の卵寄生蜂キイロタマゴバチ 成虫に対する各種農薬の影響」)。さて、病害虫の防除については平成17年9月30日日付で農林水産省消費・安全局長より各農政局長、沖縄総合事務局長、北海道知事宛に「総合的病害虫・雑草管理(IPM)実践指針について」(17消安第6260号)が発せられ、右通達において利用可能なすべての防除技術を経済性を考慮しつつ慎重に検討し、病害虫・雑草の発生増加を抑えるための適切な手段を総合的に講じる総合的病害虫・雑草管理(IPM)が謳われ(https://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/t0000830.html)、茶に関してはその一環として土着天敵の活用が謳われている(前掲通達「茶 別添(PDF:20KB)」 (https://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/pdf/t0000830_10.pdf))。(続く)