千里の道も一歩から
広島県呉市東惣付町で長年、親しまれてきた雄のワニ「カイマン君」が昨年11月、死んだ。
村林さんは幼少期から動物が好きで43年前、呉市のペットショップで、小学生だった長女らと眺めていると、店主から「ワニに興味あるのかい?値段は好きに決めていいよ」と声をかけられたという。
当時は喫茶店を営んでおり、「店に展示して、客の子供たちに喜んでもらえたらいいか」と5万円で購入。すぐに「ワニのいる喫茶店」として注目を集めた。
カイマン君を連れてJR呉駅周辺を散歩する様子は話題となり、雑誌や地元のテレビ番組などで取り上げられた。
家の中では、餌を求めて台所をノソノソと物色するたび、妻に「あっち行け」と怒られ、おとなしくトボトボと立ち去るなど、怖そうな見た目と愛らしいしぐさのギャップに魅了され、家族としての絆も深まっていった。
購入時は約30センチだったカイマン君の体長は2メートル05にまで成長した。
昨年10月末頃に体調を崩し、大好物の鶏肉やコイを食べなくなり、体重は10キロ近く減少。嘔吐(おうと)することもあったため、かかりつけの動物病院で点滴を打ってもらうなどしたが、11月8日朝、息を引き取った。
「今にも動き出しそうで、死を信じたくない気持ちだった」と村林さん。東広島市のペット霊園で営まれた葬儀には、和仁総業の社員らも参列。村林さんはカイマン君の亡きがらに「俺は多くの幸せをもらったが、お前は幸せだったか」と問いかけた。
数え切れないほどの人との出会いを作ってくれたカイマン君には、今も感謝の気持ちでいっぱいという。
「『俺がいなくなっても頑張れよ』って、最後に背中を押された気がした」。村林さんは空を見上げ、涙を流した。
【読売新聞】
2025/1/15(水) 18:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfd69b68edbb79b0a99530eedf70458a2e8050f0
【参考画像/カイマンくん】
https://tadaup.jp/4758b2b57.jpg
https://tadaup.jp/4758b3337.jpg
https://tadaup.jp/4758b3eac.jpg
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