• No.113 アイドル’(カバン持ち)

    24/10/07 20:29:19

    兵庫県森連への貸付金9億円回収困難 バイオマス発電行き詰まり 斎藤知事陳謝

    2023/10/25 20:23
    産経WEST

    兵庫県内の森林組合でつくる県森林組合連合会(県森連)へ県が貸し付けた9億円が、回収困難になっている。県から県森連への貸し付けは昭和40年代から行われ、平成27年度以降、バイオマス発電事業を支援するために増額。しかし、同事業が行き詰まったため、県森連は昨年11月に大阪地裁に特定調停を申し立てた。

    県森連は、県内の各森林組合の指導や広報などを行っている団体。会長には谷公一衆院議員=兵庫5区選出、副会長に石川憲幸県議=丹波市選出=が就いている。県によると、昭和45年度から、県は各地域の森林組合の支援のため、県森連に対して「森林組合機能強化資金貸付金」として、運転資金を貸し付けていた。

    平成26年度に3億円だった貸付金は、令和元年度には7億円、3年度には8億5千万円と増加。背景には、県森連が関西電力の子会社などとともに取り組むバイオマス発電事業への支援があった。間伐後の木材を燃料チップに加工し発電燃料として利用する発電方式で、朝来市の発電所が平成28年から運転を開始した。しかし、木材価格が急騰した「ウッドショック」やロシアによるウクライナ侵略などの影響で木材を巡る情勢が厳しさを増したこともあり、昨年12月に発電所は停止した(現在は、大東建託に事業譲渡)。

    県森連は昨年11月、大阪地裁に債務の整理を求める特定調停を申し立てた。県は昨年度も9億円を貸し付け、これまでは毎年度末に返済されていたが、昨年度分は今年3月末の返済期限を過ぎても、利子を含めた9億270万円が返ってこないままになっている。

    続く

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