• No.2 自然観察指導員

    24/09/22 16:47:48

    岐阜県の小学校の教員は話す。

    「男の子でもボールを投げられない子は多くなっています。いわゆる、女の子投げというんですか? 砲丸投げみたいな形で投げようとしたり、投げる時にジャンプしたり、ひどい子になると投げる動作に入った途端にバランスを崩して倒れたりします。コロナ禍の時に、玉入れをやらせたら、玉を上に投げることができない子が多くてびっくりした記憶があります。コロナ禍のせいも多分にあるでしょうね」

    子どもたちの運動能力の低下は懸念すべきことだが、現場の先生方を悩ませているのは、それによって引き起こされる事故やケガだという。

    運動能力とは、単に運動をするための能力というだけでなく、体を守る際に必要となる力である。転ばないようにバランスを取ったり、過度な負担をかけずに適切に体を動かしたりするのも運動能力の一つだ。つまり、運動能力に乏しければ、それだけ事故やケガのリスクが高くなる。

    それを示すのが、子どもたちの骨折率の高さだ。1970年代と比較すると、今の小中高生の学校における骨折率は2.4倍となっているのである。

    現在の学校では運動会を縮小したり、体育から激しい運動を除外したり、事故の予防対策を打ったりと、以前に比べればかなり手厚いケアをしている。にもかかわらず、これだけ骨折率が増えているというのは、数字以上に子どもたちの体がケガをしやすいものになっていると言わざるをえない。

    つづく

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