J-POP、アニメ、映画…韓国人が日本ブームに熱狂! 「NO JAPAN」は完全に終了か

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  • 24/03/13 12:11:17

YOASOBI、Ado、スラムダンク…韓国人が日本ブームに熱狂!「NO JAPAN」は完全に終了?

田中美蘭: 韓国在住ライター
2024年3月3日 7:00

尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足以降、風向きが変わった日韓関係。前政権下での反日政策「NO JAPAN」の痕跡は跡形もなく消え去ったように見える。日本旅行は依然として人気で、韓国と日本各地を結ぶ便は連日満席だ。また、YOASOBI、Ado、ONE OK ROCK、マカロニえんぴつ、King Gnu、RADWIMPSと日本のアーティストの韓国公演が続き、日本のアニメ映画もたくさん公開されているが、実際どの程度盛り上がっているのだろうか。(韓国在住ライター 田中美蘭)

■相次ぐ人気日本人アーティストの韓国公演
曲に合わせて日本語でコールする場面も

 新型コロナウイルスに関わる海外への渡航規制が解除されたことや、日本ブームが追い風となり、日本人アーティストによる韓国公演が相次いでいる。中でも注目度が高かったのが、昨年12月にソウルで行われたYOASOBIの公演だ。チケットは即完売、大盛況のうちに終わった。

 YOASOBIといえばアニメ『推しの子』の主題歌である「アイドル」が、日本のみならず海外でも爆発的な人気となった。ソウル公演のライブ映像をYouTubeで見たが、とにかく盛り上がっており、会場の熱気と一体感がすごい。サビに合わせた掛け声や合いの手も見事にそろい、観客が心からライブを楽しんでいる様子が、ネットの動画からでも感じられた。

 そう思ったのは日本の視聴者も同じだったようで、「韓国のファンが日本語でコールしてるのが最高」「音楽に国境がないというのは本当だ」「現地のファンの盛り上がりに感動する」「ファンの熱さに脱帽」「素晴らしいライブ」と絶賛のコメントで埋め尽くされている。

 YOASOBIだけでなく、他にもたくさんの人気アーティストが続々と日本からやってきて韓国公演を行っている。昨年12月にはYOASOBIの他、ONE OK ROCK、Adoが、今年2月3日にはマカロニえんぴつのソウル公演があった。4月にはKing Gnu、7月にはRADWIMPSなど、多くの人気アーティストの公演が予定されている。
 
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    • 24/03/13 12:11:48

    韓国では若者を中心に日本のアーティストへの注目が集まっていることを実感させられる。K-POPがダンスと歌でショー的に見せる要素が強いのに対し、日本のアーティストの歌は歌詞にメッセージがありメロディーに中毒性があること、さらに近年では、多くの楽曲が人気アニメの主題歌となっており、アニメが配信されると海外の人たちが聴く機会が増えていることも人気の要因ではないだろうか。韓国のファンたちが日本のアーティストの公演を待ち望み、心から楽しむ様子は見ていて爽快である。

    ■スラムダンク、すずめの戸締まり、鬼滅の刃……日本アニメ映画の快進撃が続く

     音楽(J-POP)だけでなく、日本のアニメ映画も引き続き人気が高い。昨年は、『THE FIRST SLAM DUNK』(以下、スラムダンク)と『すずめの戸締まり』が立て続けに韓国で大ヒットした。最終的にはスラムダンクは487万人、すずめの戸締まりは557万人の観客数を動員し、韓国で公開された日本アニメ映画の観客動員数の新記録をめぐりデッドヒートを繰り広げた。どちらも今年1月に期間限定ながら再上映され、「昨年の感動を再び」とファンを歓喜させた。

     スラムダンクの場合は、30~40代の韓国人が青春時代に原作マンガに熱中していたのも大きい。過去を懐かしみ、何度も映画館に足を運ぶリピーターがたくさんいた。さらに、リアルタイムでスラムダンクを知らない10代や20代の若者たちにも口コミで人気が広がった。

     そして、2月14日に公開されたのが『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』である。公開初日だけで6万6197人の観客を動員、映画ランキングの2位に躍り出た。韓国では2月が春休み中ということもあり、公開期間中に観客動員数がどこまで伸びるか注目したい。

     ソウルでは先日、声優の河西健吾と花澤香菜が映画館での舞台あいさつに登壇。それぞれ「刀鍛冶の里編」のメインキャラクターであった時透無一郎と甘露寺蜜璃を演じた声優ということで、舞台あいさつには韓国人ファンが多く集まる様子が報じられ、「鬼滅の刃」が根強い人気であることを証明していた。

    続く

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    • 24/03/13 12:12:20

    ■「鬼滅の刃」炭治郎の耳飾りが「旭日旗に似ている」と問題になったことも

    「鬼滅の刃」といえば思い浮かぶのが、文在寅(ムン・ジェイン)前政権下での反日のあおりを受け、ターゲットにされたことである。左派活動家で大学教授の徐坰徳(ソ・ギョンドク)氏や市民団体が、主人公・竈門炭治郎の耳飾りの模様が「旭日旗をイメージさせるものだ」と批判し、マスコミが扇動するような報道を行ったのだ。結局、韓国では劇場版とNetflix版で耳飾りのデザインを修正する形で公開された。この話題は、日本でも当時報じられたので、記憶している人も多いだろう。

     何かにつけて言いがかりをつけて日本批判を行う活動家や市民団体には本当にうんざりさせられるが、彼らは今のこの日本ブームをどう見ているのか聞いてみたいものである。

     現在の日本ブームは、日韓関係の改善を明確に示した現政権の姿勢によるところが大きい。しかしそれ以上に、前政権の反日政策や当時の雰囲気に対して、疑問や矛盾、閉塞感を感じていた韓国国民の反動が表れているのではないか。一過性のブームや、作られた人気でないということである。

     音楽でも映画でも、国や政策に関係なく、好きなものを「好き」「楽しい」と言えることは幸せなことだと思う。政治的な観点にとらわれない“日本好き”の若者が増えているのは、今後の日韓関係にとって期待できることではないだろうか。

    https://diamond.jp/articles/-/339730

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