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「本当の花岡」
ある晩、記者の目を盗んで花岡（岩田剛）が穂高（小林薫）を連れて、寅子（伊藤沙莉）の家にやってきました。
穂高
はるさん、寅子くん。私に、猪爪直言くんの弁護人をやらせてくれないか。一緒に直言くんを助けようじゃないか。
寅子
どうかよろしくお願いします。
穂高
礼なら、花岡君にいいなさい。
穂高が弁護を受けようと思ったのは花岡が提案したことがきっかけでした。
穂高
まあ、刑事事件は私の専門外なのだが。
寅子
できることなら、なんでもします。まずは、何もすれば。
穂高
大学に来なさい。君の居場所は、決して失われたりしない。
寅子
早く、明日にならないかしら。
翌日、寅子が大学に行くと花岡が気にかけて一緒に教室まで歩いてくれました。寅子は教室の扉を開いて言います。
寅子
ご心配おかけしてごめんなさい。この先もご迷惑おかけしますが・・・
よね
つくづくついてないようなあ。お前もあがけ
その日は、民事訴訟法の抜き打ちのテストがあったのです。そのため、よね（土居志央梨）が休んでいた間のノートを貸してくれました。
また、涼子（桜井ユキ）たちもいつも通り温かく迎えてくれます。授業が終わった後、寅子は花岡にお礼を言いました。
寅子
花岡さん。ありがとう。昨日も今日も。何もかも。
花岡悟
俺は、一日も早く学校に戻るべきだと思っていた。
寅子
それで、迎えに来てくれたの。
花岡悟
記者たちから守るには、やはり家に迎えに行くべきなのか。そもそも、君は守られたくないかもしれない。それで、穂高先生に声をかけて
寅子
ごめんなさい。不器用でいろいろ考えてしまう人なのね。花岡さんって。
そんな花岡の人柄に、寅子は好意を持ちます。
寅子
本当の花岡さん、とてもいいに思う。
以上、４月２９日（月）放送予定 虎に翼 第２１話のあらすじです。
出典：ドラマ情報館- 0
24/04/28 20:20:16