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- 23/12/04 17:00:37
「南海トラフ」が騒がしくなってきた。インドネシア・スマトラ島では日本時間3日17時40分ごろ、マラピ火山で大規模噴火が発生。噴煙が上空1万5000メートルまで上がった。さらに、フィリピンでは同2日夜、ミンダナオ島付近を震源とするマグニチュード7.7の大地震が、同4日午前4時50分ごろには、フィリピン諸島を震源とするマグニチュード7.0の大規模が起きている。
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フィリピンの地震では日本国内で最大40センチの津波が観測されたが、津波予報のエリアがフィリピン海プレート一帯だったことから、X(旧ツイッター)では「南海トラフ」などがトレンド入りし、注目が集まった。
気になるのは、日本時間4日に国内で地震が頻発していることだ。フィリピン付近の地震の直後から、愛媛県南予(M3.2)、新島・神津島近海(M2.7)を含む3回、相模湾(M3.4)で揺れが続いている。いずれも、フィリピン海プレートと関連のある震源地だ。
南海トラフの巨大地震との関係は? 武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)が言う。
■迫る南海トラフ一帯の巨大地震
「フィリピンの地震はもちろん、インドネシアの火山噴火もフィリピン海プレートの活動が活発化しているのが原因でしょう。南海トラフ一帯の巨大地震が迫ってきているのは確かでしょうね。南海・東南海地震、首都直下地震ともリスクが高くなってきています。また地震のエネルギーを引き起こす要因として、寒暖差も指摘されています。特に冬の寒い時期に大地震が発生している傾向があります。南海トラフの一連の地震はいままでに13回知られていますが、そのうちの5回が12月に起きています。ほかは8月から2月という、秋から冬まで(旧暦だった時代の地震の起きた月日は新暦に換算)に起きています」
1944年12月7日には昭和東南海地震(M7.9)、1946年に和歌山県から高知県の沖にかけて起きた南海地震(M8.0)は12月21日だった。
動向を注視したい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d496259353c4c99cf6c56ee086b6081b8a5ee51b
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