水族館で悲劇…水槽に煙草ポイ捨てされ魚9割が死亡、野外施設閉鎖へ【京都市】

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  • 23/06/28 15:30:58

京都の水族館で悲劇、魚がタバコの吸い殻の犠牲に 吸い殻1本で水槽の魚9割死ぬ

2023年06月27日 19時02分

《記事まとめ》
→京都市右京区にある花園教会水族館が、許しがたい出来事が発生したとツイートした
→野外水槽のコイや金魚が立て続けに死に、水槽を調査したところ、タバコの吸い殻を発見
→吸い殻は1本だったが、タバコに含まれるニコチンは毒性が高く、注意喚起に衝撃の声



タバコの吸い殻は、火災の原因の1つ。

捨てる時には、火の不始末とならないよう、水を張った容器に入れるなどの対策が有効です。

とはいえ、水が張ってあればどこに捨ててもいいわけではありません。

■水族館で悲劇 魚がタバコの吸い殻の犠牲に

京都市右京区にある花園教会水族館は、許しがたい出来事が発生したとして、2023年6月27日にTwitterアカウント(@mokusokai)を更新。

野外水槽のコイや金魚が立て続けに亡くなったため、原因を調べるべく水槽内を調査したところ、1本タバコの吸い殻が見つかったといいます。

タバコに含まれるニコチンは殺虫剤にも使われる毒性の高い物質であるため、たった1本でも野外水槽内のほとんどの魚が亡くなってしまいました。

同水族館は再発防止のため、野外水槽があった場所に貼り紙を設置し、タバコが生き物に与える影響について注意喚起をしました。

また、魚が亡くなった深い悲しみを、貼り紙内で次のようにつづっています。

────────────────────
野外水槽は誰もが楽しく、特に子供たちに見てほしいと10年以上前から設置させていただきましたが、こんなことは初めてで誰が捨てたのかが現時点では分かりませんので展示中止を選択するほかありませんでした。

楽しみにされている方、特に毎日見に来てくれた子供たち、本当にごめんなさい。
────────────────────

花園教会水族館は、クラウドファンディングに支えられながら、世界の淡水魚や爬虫類など190種類を展示してきた私設の水族館。

捨てられたり、高齢で飼いきれなくなったりした生き物を引き取って、命の大切さを学びながら、近隣の子供たちが世話をしています。

同水族館によると、「タバコの被害に遭った魚は、稚魚から手塩に育ててきた子たちや、飼育放棄で引き取った子たち」とのこと。

愛情を注いできた魚が次々と亡くなったこと、また誰かのポイ捨てによって引き起こされた悲劇だという事実は、子供たちの心を少なからず傷付けたことでしょう。

同水族館の注意喚起は人々に衝撃を与え、「子供たちの心情を思うと胸が苦しい」「水槽はゴミ箱じゃねーぞ!」などの声が上がっています。

・水槽にタバコのポイ捨ては、我が家でもやられたことがあります…。全滅で喪失感が半端ない。

・ポイ捨てした人は、確実に消火できるよう配慮したつもりか。そもそもタバコのポイ捨て自体がダメだ。

・マナーは、生き物の命を守る側面もあるのですね。亡くなったお魚さんたちのご冥福をお祈りいたします。

・自分は喫煙者側ですが、本当にこういう行為はやめてほしい。

なお、原因が判明してから、同水族館では緊急で生き残った魚やカメたちを別の水槽に移す作業を行ったそうです。

万が一、生き物や同水族館に悪意を持っている人が、故意にポイ捨てをした可能性まで考慮しての措置。

鳥のサギや猫、ハクビシンなどの生き物から野外水槽を守る闘いを経験した同水族館も、人間に警戒する日が来ようとは思わなかったでしょう。

人間を含む多様な生き物たちのため、ゴミのポイ捨ては水槽に限らず、あらゆる場所で自制すべき行為です。

人々のマナーが向上し、むやみに命が失われない環境につながることが望まれています。

[文・構成/grape編集部]
https://news.nifty.com/amp/item/neta/12305-2413844/

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    • ご祝儀(分厚い祝儀袋に大量の千円札)
    • 23/06/28 15:31:57

    タバコのポイ捨てで魚が全滅…12年続いた水族館が野外施設閉鎖へ「本当に残念でなりません」

    2023.06.28

    ◆入場料は無料、年間200万円ほどにのぼる運営費を全て寄付に頼って運営

     タバコのポイ捨てが原因で水槽の魚が死滅……。ある水族館が野外水槽での凄惨(せいさん)な被害を投稿、ネット上で批判の声が殺到している。投稿を行ったのは、子どもたちのために入場料を一切取らず、寄付金のみの運営で開園12年目を迎えた京都花園教会水族館。再発防止のため、残念ながら今後は野外展示を全て撤去、屋内展示のみで運営していくとしている。苦渋の決断に至った館長の篠澤俊一郎さんに、一連の経緯を聞いた。

    「許せない!! タバコの吸い殻で野外水槽の魚がほぼ死に絶え、子どもの憩い場が奪われました。当館の野外水槽のコイや金魚が立て続けて死んだので原因を調べるべく水槽内を調査したところ、一本タバコの吸い殻がでてきました。ニコチンは殺虫剤に使われる程に毒性が強いです。一本で野外水槽全滅です。絶対にやめて下さい。当面、野外水槽展示は中止させて頂きます」

     今月27日、京都花園教会水族館がタバコのポイ捨てによる甚大な被害を投稿。続く投稿では「稚魚から手塩に育ててきた子達や飼育放棄で引き取った子達でした。貴方にとってはただの魚かも知れませんが、貴方が考えている以上のバックグラウンドがあるんですよ。死んだ魚達にはただただ本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」「12年続いた野外水槽ですが、大変残念ではありますが、生き物の命が危険に晒される可能性がある以上、これを機に撤去する事に致しました」「このような結論になりました事を深くお詫びすると同時に、ご理解の程、何卒宜しくお願い致します」と苦しい胸中をつづっている。

     京都花園教会水族館は2012年、京都の日本ナザレン教団花園教会の中に開園。淡水魚を中心に、は虫類や両生類、甲殻類など190種500匹あまりを飼育・展示している。入場料は無料で、年間200万円ほどにのぼる運営費は全て寄付によってまかなってきた。

    「娘のために教会の敷地内で魚の飼育を始めたところ、『生きた魚を初めて見た』という男の子がいて、貧困格差を実感しました。経済的な事情から水族館に行けない子どもたちにも生き物の姿を見せてあげたいと、1円たりとも取らないことを一貫して続けてきました」と篠澤さん。

     今回被害に遭ったのは園内に設置された野外水槽。比較的気温や水質の変化が激しい野外の水槽で長年生きてきた丈夫なコイやフナ、金魚たちが、1~2週間ほど前から突然バタバタと死に始めたという。

    「最初は自分の管理不足かとも思ったんですが、水を入れ替えても死に続ける。別の水槽に入れ替えたら、今度はその水槽の魚まで死んでしまって。何かしらの中毒症状を疑い始めたところ、26日になって野外水槽の底からタバコの吸い殻が一本出てきた。ニコチンは水溶性ですし、水槽は池のような造りで水の循環がないので、たった一本でも毒素が蓄積していく。これが原因だったのかと判明しました」

     野外水槽にいた50~60匹の魚のうち、コイは全滅、生き残ったのはフナ1匹、金魚5匹で、それも中毒症状があり、いつまで生きていられるかは分からないのが現状だ。再発防止の対策が取れないことから、水族館では野外展示を全面的に撤去。今後は屋内展示のみで運営していくという。

     篠澤さんは「防犯カメラの映像も残っておらず、悪意を持って捨てたのかは分からない。ただ、また同じことが起こり得る以上、生き物の命を危険にさらすことはできません。今は野外水槽の前に一連の経緯と撤去のお知らせを貼っていますが、子どもたちにもショックを与えたくない。一般公開のある土曜日までには全て片づけるつもりです。子どもたちには本当に申し訳ないし、残念でなりません」と話している。

    https://encount.press/archives/477961/

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