中学３年生の頃の担任の女性の体育の先生が好きでした。

まだ20代で、お姉さんみたいな存在でした。陸上部の顧問やってて、私は陸上部じゃなく文化系だったけど、男子の強い子(高校生になってから京都の高校駅伝に出てた)を指導してて、かっこ良かったです。先生自身も現役アスリートで、大会でも表彰されていました。細身の美人さんなのに握力が60kg近くもあって、クラス一力持ちの大柄な男子に腕相撲挑まれて秒殺してしまい、その後の保健の授業で「先生はか弱い乙女だから」とか言って、男子から「怪力女のくせに」って総ツッコミ受けて笑っていました。
でも体力だけじゃなく、頭も良かったんです。体育学部じゃなく、国立大学の教育学部を出ていて、英語や数学の担当の先生に質問してもわからない時は、その先生に聞いていました。担当の先生より分かりやすく教えてくれました。
私たち文化系女子や体育が得意でない女子も、分け隔てなく接してくれました。進路指導で不安になって先生の前で泣いたことがあって、「大丈夫よ、あなたなら大丈夫」ってハグして慰めてくれました。先生のおかげで高校に合格できました。
かっこいいし、美人だし、頭いいし、みんなに優しくて、ほのかな片想いだったけど、大好きな先生でした。