- なんでも
- 大宮公園
- 23/04/06 14:00:21
多くの小学生が教材を入れるカバンとして使用しているランドセル。非常に高い価格帯の商品が多いといった印象を持つ人もいるでしょう。 ランドセルは、時代を追うごとに料金にも変遷がみられます。
・大正時代のランドセルの料金
ランドセル工業会によると、ランドセルの料金の記録でもっとも古いのは大正3年頃のようです。大正3年のランドセルの料金は1円50銭となっています。あんぱんが1銭の時代であるため、ランドセルはあんぱんの150倍の料金だったことになります。
・昭和時代のランドセルの料金
昭和4年のランドセルの料金は3円ほどだったようです。大卒男子の初任給が55〜80円ほどだったため、そこまでの高級品とはいえないでしょう。ただ、昭和2年のランドセルの使用率は1割程度で、主に呉服屋や炭屋、米屋の子どもが持っていました。
・平成になっても上がり続けるランドセルの料金
平成元年のランドセルの料金は2万8000円ほどだったため、昭和から平成になっても、ランドセルの料金が上がり続けていることがわかります。翌年の平成2年には3万円を突破。このときの大卒男子の初任給は17万円ほどだったため、よりランドセルが高級品となっていることもうかがえるでしょう。過去100年間でランドセルの料金は2万5000倍に
大正3年のランドセルの料金は1円50銭と、あんぱんの150倍ほどでした。昭和に入ると急激な物価高騰が起こり、昭和22年には120円、昭和26年には2000円と、短期間でランドセルの料金は急騰しました。
その後も上昇し続け、昭和50年には1万円を、平成2年には3万円を突破。大正13年には2円、そして、平成の終わりには5万円ほどとなっているため、過去100年間でランドセルの料金は2万5000倍にもなっていることになります。
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