- なんでも
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統合失調症で出現しやすい妄想として以下のようなものが挙げられます。具体例と共に見ていきましょう。
①被害妄想
自分が誰かに攻撃されたり、嫌がらせを受けているというような妄想です。統合失調症で最もよく見られる妄想です。
具体例>
追跡妄想「集団ストーカーにあっている」「警察に尾行されている」など誰かに追跡されているという妄想
注察妄想「部屋に盗聴器がしかけられている」「監視カメラで行動を監視されている」など誰かに見張られているという妄想
②関係妄想
周囲にいる人の言動や、テレビやインターネット上の出来事が自分に関係のあることのように考えてしまう妄想です。
具体例>
「町中ですれ違う人の咳き込みは自分への警告だ」「テレビの特定のCMばかり流れているのは自分に対するあてつけだ」など実際には全く関係ないことを自分に関係あることと考えてしまう
③誇大妄想
自分の能力や価値を実際以上に高く感じ過大評価を抱く妄想です。現実よりもはるかに偉大である、裕福であるなどと考えてしまいます。
具体例>
血統妄想:「自分は貴族の血をひいている」など自分が皇族や貴族など高貴な出自であると考える妄想。
恋愛妄想:「「芸能人、有名人と交際している」など実際にはそのような関係にないのに、ある人に愛されているなど思い込む妄想。
④微小妄想
誇大妄想とは反対に自分を貶め、実際の自分よりもはるかに低く評価してしまう妄想です。
具体例>
貧困妄想:「貯金がすべてなくなってしまった」など実際よりも貧しいと信じる妄想。
心気妄想:「自分は不治の病にかかってしまった」など実際はそうでないのに健康を害してしまったと考えてしまう妄想。- 2
23/02/03 23:01:02