• No.5086 結納

    23/08/03 17:42:43

    >>5024

    『らんまん』佐久間由衣&志尊淳を襲った運命の急転 万太郎のロシア行きに暗雲漂う

    『らんまん』(NHK総合)第89話では、代々続く峰屋の歴史に終止符が打たれた。植物学教室を出入り禁止になり、博物館での受け入れも断られた万太郎(神木隆之介)。残された希望は、ロシアへ渡ることだった。マキシモヴィッチ博士の下で研究することを寿恵子(浜辺美波)は了承し、さっそく万太郎は手紙をしたためる。留学中の滞在費は現地でまかない、渡航費は峰屋に援助を請う計画だった。

    【写真】峰屋を畳むことを告げる佐久間由衣&志尊淳

     佐川の峰屋では、綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)が新酒の味をたしかめていた。「新しい酒はのう、峰乃月より明るい酒にしたかったき」と綾。柑橘のさわやかさと風味が香り立つ新酒には、綾の工夫の成果が現れていた。夫婦仕草が板についてきた2人。「幸せじゃのう」と口にする竹雄に好きになった相手の名を持ち出されて、「ほれた人間は一人しかおらん」と返す綾の表情からは、満ち足りた現在が伝わってきた。

    「万太郎に会いたいのう。会うていつまでもアホみたいに笑い合いたい」

     このままこの幸せが続いてくれたら。竹雄の願いと裏腹に、峰屋には運命の暗転が待ち構えていた。「腐造」である。酒に火落ち菌が混入することで味が変わり、売り物にならなくなる。腐造を出した酒蔵は廃業に追い込まれ、蔵をたたむことを余儀なくされるのが通例。竹雄は役人の上田(平原テツ)に税金を猶予してもらえるように頭を下げるが、反応は鈍かった。

     第42話で、出荷時に課されていた税金が、酒を造った時点で課税される造石税に変わり、役人が峰屋に踏み込んできた。その時の役人も上田だった。難局を乗り越え、綾に代替わりしてからの峰屋は、蔵元として順調に歩んできたように見えた。まさか腐造を出してしまうとは……。運命の円環がめぐりめぐっていちどきに押し寄せるように、こうなることはあらかじめ仕組まれていたのだろうか。

     女性は蔵に入ってはいけない。理由は、女性はけがれていて腐造を出してしまうから。第4話で酒蔵に入った幼い綾(太田結乃)を、杜氏の寅松(嶋尾康史)は厳しく叱りつけた。時を経て、平身低頭する寅松を綾と竹雄は責めなかった。峰屋に尽くしてくれた蔵人衆の頭に、どうしてそんなことが言えるだろう。また、言ってどうにかなるものでもなかった。

     あまりにあっけなく峰屋の歴史は幕を閉じた。綾はもぬけの殻になった酒蔵に足を踏み入れる。酒の神が鎮座したその場所からすでに主は去り、深閑とした天井に綾の絶叫だけが響く。こんな終わらせ方があっていいのか、と呆然とした視聴者も多かっただろう。そこからの進展は早かった。綾と竹雄は奉公人に蔵を閉じることを告げ、言葉を交わした。

     絶望的な状況で目に留まったスミレの花。終わりの風景の中で、竹雄は「まだ終わっちゃあせん」と言って綾を気丈に励ます。スミレは多年草である。芽吹いた場所に根を張り、踏まれてもけなげに茎を伸ばして、翌年も花を咲かせる。安易な希望や慰めではなく、それでも生きていくのだと静かに語りかけていた。
    石河コウヘイ

    出典:REALSOUND

  • No.5087 長持唄(秋田)

    23/08/03 18:48:13

    >>5086 すごい情報力ですね。根っからのらんまんファンなんですね!幅広い情報、これからもよろしくお願いします。

コメント

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返信コメント

  • No.5089 らんまん応援隊

    23/08/03 20:19:05

    >>5087
    応援ありがとうございます!
    今後は、登場人物のモデルにスポットを当てたり、
    らんまんに関するイベントなども紹介しながら
    らんまんを盛り立てていきたいと思っています!

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