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陰謀論や疑似科学を信じ込んでしまう人の、典型的な特徴「トップ3」
2022-08-31 03:05
陰謀論とは、ある重大な事件や出来事がなぜ起こったかについて、通説や公式見解とは異なる仕方で、背後に強力な人々の意図や計画を引き合いに出して説明するものである。
ケネディ大統領暗殺や9.11同時多発テロに関して陰謀論が語られ続けていることはよく知られているし、今年7月に日本で起きた安倍元首相銃撃事件についても陰謀論が目につき始めている。
疑似科学とは、本当は科学的な妥当性を欠いているにもかかわらず、科学を装って、あたかも科学的に正当な仮説や理論であるかのごとく見せかけた主張のことである。
日本でいえば、血液型性格診断が古典的な疑似科学の例とされる。アメリカでは、進化生物学に対抗して、生物の起源や進化に関して創造主や知的デザイナーの存在を主張する「創造論」や「インテリジェントデザイン論」などが疑似科学の筆頭である。
とくに近年では、コロナ禍の影響もあって、世界的に反ワクチン論が勢いを増している。ワクチンの有効性を否定する反ワクチン論には、しばしば疑似科学と陰謀論の両面が見られる。
たとえば、すでに撤回されている医学論文が科学的な根拠として用いられたり、接種により人々にマイクロチップを埋め込もうという情報通信企業の陰謀が語られたりするのだ。
■陰謀論や疑似科学の信奉者の特徴、トップ3
それでは、こうした陰謀論や疑似科学の信奉者には、どのような特徴が見出されるだろうか。ここでは典型的な特徴として、次の3つ挙げて説明したい。
(1)確証バイアスに陥っている
(2)懐疑的な思考をほとんど行わない
(3)妙な自信にあふれている
■その1 確証バイアスに陥っている
まず(1)に出てくる「確証バイアス」とは、自分いま信じていることや信じたいことについては、それが当てはまっているケースにばかりに目を向けて、それが正しくないことを示すケースは無視してしまう、という傾向のことをいう。
仮説や理論の正しさを確かめることが「確証」だが、「バイアス」という名が示す通り、「うん、やっぱりこの説は正しいんだ」と、自分の信念を自分で強化する方向に突き進む、思考のバグのようなものだ。
陰謀論や疑似科学の信奉者は、この確証バイアスに陥っていることが少なくなく、科学的な妥当性の点でもっと優れた理論や説明がほかに存在していても、端的に無視してしまいがちになる。
9.11同時多発テロ事件では、世界貿易センタービルの崩壊は飛行機の衝突で十分に説明がつくのに、それには聞く耳をもたず、「政府があらかじめ爆弾を仕掛けていた」という陰謀論に固執するのだ。
続き>>1 ■その2 懐疑的な思考をほとんど行わない
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