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- 22/06/25 08:53:39
ユ・ヒヨル「盗作」認定に…原曲者「法的措置必要なレベルではない」
2022.06.20 午後7時29分
作曲家兼歌手ユ・ヒヨル(写真)が日本映画音楽の巨匠・坂本龍一の曲を盗作したという疑惑を認めた中で、坂本龍一が20日に公式立場を明らかにした。彼は「すべての創作物は既存の芸術の影響を受ける」とし「(ユ・ヒヨル曲は)法的措置が必要な水準とは見られない」とした。
Ryuichi Sakamoto Social Project,koriaを運営しているit Music Creativeは同日、公式社会関係網サービス(SNS)アカウントに立場文を出して、「私たちは常々、全世界のファンから類似した情報提供とクレームを多く受けるため、法的措置が必要かどうかを決めるために各事例を綿密に分析し検討している」とし「私たちはすぐに類似性を確認した。しかし音楽的な分析の過程で見るとメロディとコード進行は盗作という論点に合致しないと判断した」と明らかにした。
坂本龍一も直接「私に本事案を情報提供して下さったファンの皆さんとこの件について公開的に話そうとするユ・ヨヒル氏の率直な意図に感謝する。2曲の類似性はあるが、私の作品である Aqua を保護するためのいかなる法的措置が必要なレベルとは見られない。そして私の楽曲に対する彼の大きな尊敬心を知ることができた」とコメントした。
続いて「すべての創作物は既存の芸術に影響を受けている。(責任の範囲内で)そこに自身の独創性を5~10%程度を加味すれば、それは素晴らしく、感謝すべきこと」とし「私は、今も自分が創るすべての音楽において、独創性の比率を高めるために最善を尽くしているが、容易ではないことだ。しかしそれがまた芸術を美しくすることだと考えている」と強調した。
最後に彼は「ユ・ヒヨル氏のニューアルバムと同氏のご幸運をお祈りします」とコメントを締めくくった。
ユ・ヒヨルの所属事務所Antennaの公式Facebookで「『ユ・ヒヨルの生活音楽』プロジェクトの2番目のトラックである『非常にプライベートな夜』と坂本龍一の『Aqua』が似ているという指摘を検討した結果、曲のメインテーマが十分類似ということに同意することになった」と盗作疑惑を認めた。
ユ・ヒヨルは「長年にわたり最も影響受け、尊敬しているミュージシャンなので、無意識のうちに私の記憶の中に残っていた同様の進行方式で曲を書くようになりました」「発表時、私の純粋な創作物と考えましたが、2曲の類似性は認めざるを得ませんでした」と認めた。
そして、「十分に確かめず、多くの方々を失望させたことに対して謝罪の言葉を申し上げます」「何よりも坂本龍一先生とファンの方々を不愉快にさせたことに対しておわび申し上げます。長年のファンとして、坂本先生の健康状態が極めて良くないことにいっそう胸を痛めています」と謝罪した。
『ユ・ヒヨルの生活音楽』はユ・ヒヨル氏が昨年8月から行ってきた音楽プロジェクトで、『日曜日の午後』『とても私的な夜』『夕食の約束』など8曲と演奏用楽譜集が収録されたLPが今月リリースされる予定だった。
>>1 坂本龍一サイドによるコメント
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