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- 22/04/26 21:59:24
ウクライナではロシア軍撤退後のキーウ(キエフ)北郊で見つかった集団墓地から回収された遺体の検視が進んでいる。そうしたなか、女性たちの遺体からロシア兵に殺害される前にレイプされていた証拠が見つかっているという。
「銃殺される前にレイプされていたことを示す遺体が何体かあります」と、ウクライナ人法医学者のウラジスラフ・ペロフスキーは言う。彼のチームは、ロシア軍が約1ヵ月にわたり支配していたブチャやイルピン、ボロジャンカで検視解剖を行っている。
「まだ検視すべき遺体が何百体とあり、データを集めている途中なので詳細は明かすことはできませんが」と言うペロフスキーによれば、背中に6発を超える銃弾を受けて殺害されていた女性が何人もいたという。
彼のチームは1日に約15体を検視しており、その多くがバラバラに切断されるなど損傷が著しいと話す。
「焼かれた遺体、外見がひどく損なわれた遺体がたくさんあり、身元を特定するのが不可能なほどです。顔が粉々に砕かれた遺体など、もう復元は無理です。頭部が切断されているものもありますし」
性器の損傷が激しく証拠採取が困難な遺体も
キーウ地区の上席検事オレー・トカレンコのもとには、レイプ疑いのある事件の詳細が届いており、それぞれのケースについて起きた場所や被害者の年齢などの捜査が行われているという。
「レイプは慎重に扱わなくてはならない、とてもデリケートな問題です。法医学者らは特別なタスクチームを作って、被害女性たちの性器にレイプされた痕跡がないか調べています」
同じくキーウ近郊で検視にあたる外国人の検視官は匿名を条件にこう語った。
「損傷が激しすぎて、レイプや性暴力の痕跡を調べることさえ困難な遺体もあります。それでも私たちは、数人の女性の遺体から、殺害される前にレイプされていた証拠をなんとか採取しています」
ロシア軍がキーウ周辺から撤退した後、何十人もの女性が警察や人権団体に、ロシア兵の手によって受けたとする残虐行為を通報した。捜査当局は、集団レイプ、銃を突きつけての性暴行、子供の目前で行われたレイプの証言を聞き取っている。
だが当局は、これらのケースは氷山の一角である可能性が否定できないとし、ロシア軍が「戦争の道具」としてレイプを使っていると非難している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c95085271e315165a183a0f77948a3b33bbfd47c
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