知床半島の沖で観光船が“浸水”子ども2人含む26人が乗船…

  • ニュース全般
    • 856
    • ミニチュアピンシャー
      22/04/24 16:12:28


    北海道の知床半島沖で消息を絶った観光船の捜索が続く中、24日午前、新たに観光船に乗っていたとみられる2人が発見されました。1人は意識がなく、1人は容体不明です。このほか24日の捜索では、知床岬付近で7人が見つかっていますが、7人とも搬送時、意識はなかったということです。
     
    第一管区海上保安本部によりますと、24日午前6時36分、北海道警のヘリコプターが、知床岬の先端の沖で1人を救助、午前10時07分に海上自衛隊が、同じく知床岬先端の沖で1人を救助しました。北海道警が救助した人は意識がなく、海上自衛隊が救助した人は容体不明です。
    このほか海上保安庁のヘリコプターと北海道警察のヘリコプターは、午前5時すぎから午前7時半にかけて、知床岬周辺で、あわせて7人を発見し、救助しています。7人とも搬送時、意識はなかったということです。

    第一管区海上保安本部によりますと、23日午後1時15分ごろ、知床半島のオホーツク海側の「カシュニの滝」あたりの海域で「知床遊覧船」所有の観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の乗組員から「船首部分が浸水し、沈みかかっている」と通報がありました。
    船は19トン、全長12メートルで子ども2人を含む26人が乗っていましたが、午後2時すぎ、会社に「30度傾いている」と連絡したのを最後に消息が途絶えました。
    観光船には、子ども2人を含む乗客24人と船長、甲板員の合わせて26人が乗っていて、運営会社は全員、救命胴衣を着用していたと説明しています。
    札幌管区気象台によりますと、現場付近には、23日午前から強風と波浪の注意報が出されていました。
    海水温は、2℃から3℃くらいということです。
    地元の漁師によりますと、23日は午前7時ごろは波は穏やかでしたが、午前10時以降は天気が荒れるという情報があったため、漁船は午前中で港に引き返していました。漁師の間では「悪天候の中、なぜ船を出したのか?」と疑問の声が上がっています。

    また、地元の別の観光船の乗組員は、23日の海の状況を見て、「KAZU 1」の船長に対し「行くな」と止めたものの、船長はそのまま船を出したことを明らかにしました。この観光船乗組員によりますと、「KAZU 1」は、冬の間陸揚げされているとき、船首に亀裂があり、修理をせずに、そのまま海に下ろしていたことも指摘しています。
     
    一方、第一管区海上保安本部は、24日、「KAZU 1」の船長と甲板員の氏名を公表しました。
    船長:北海道斜里町 豊田徳幸(とよだ・のりゆき)さん54歳
    甲板員:東京都調布市 曽山聖(そやま・あきら)さん27歳
    2人とも、現在、連絡がとれなくなっているということです。
    4月24日(日)午後1時27分更新

    • 0
古トピの為これ以上コメントできません

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ