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北海道の知床半島沖で14人が死亡、12人が行方不明になった観光船の沈没事故で、海上保安庁から依頼を受けた民間のサルベージ会社の船は、早ければ7日にも沈没現場の海域に到着し、無人潜水機による船体の調査が始まる見通しです。
先月23日、知床半島の沖合で乗客・乗員26人を乗せた観光船「KAZU 1」が沈没した事故は、乗客14人が死亡、今も12人が行方不明となっています。
第1管区海上保安本部や自衛隊、それに警察などが現場海域周辺の広い範囲で捜索を続けるとともに、沈没しているのが見つかった「KAZU 1」に水中カメラを入れて取り残された人がいないか確認を進めていますが、これまでに新たな手がかりは見つかっていません。
一方、海上保安庁は捜索が難航することも念頭に、海難事故などの対応を専門とする民間のサルベージ会社に現場調査などを依頼していました。
サルベージ会社の船は、6日午後3時現在、北海道付近の日本海を航行中で、早ければ7日にも現場海域に到着する見込みです。
船が着き次第、水深およそ120メートルの海底に沈んだ船体の状況を無人潜水機で確認するということです。
さらにその後、別の作業船を現場に向かわせ、より深い海への潜水が可能な「飽和潜水」と呼ばれる方法で潜水士を潜らせて本格的な調査に着手することにしています。- 1
22/05/06 18:51:37