被告「記憶なくし、分からない」…日立妻子6人殺害の初公判

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被告「記憶なくし、分からない」…日立妻子6人殺害の初公判
2021年5月31日 11:22読売新聞オンライン
 茨城県日立市で2017年、妻子6人を殺害したとして、殺人と非現住建造物等放火の罪に問われた小松博文被告(36)の裁判員裁判の初公判が31日、水戸地裁(結城剛行裁判長)で始まった。小松被告は起訴事実について、「(勾留中に病気で)倒れてしまってからは記憶がなくなってしまったので、分からないとしか言えない」と述べた。弁護側は事件当時の心神喪失などを理由に無罪を主張した。


 罪状認否に先立ち、弁護側は、小松被告が勾留中の18年11月に病気で心肺停止となり、後遺症で事件の記憶を失ったと主張。「真実を述べることができず、訴訟能力に欠ける」として公判の停止を求めた。

 結城裁判長は「裁判所の支援や弁護人の援助があれば、意思疎通を図ることはでき、訴訟能力があることは明らか」として退けた。


 起訴状などによると、小松被告は17年10月6日午前4時40分頃、日立市の自宅アパートの6畳和室で、妻の恵さん(当時33歳)と子供5人(同3~11歳)をそれぞれ包丁で複数回刺し、玄関付近にガソリンをまいて放火。6人を失血や一酸化炭素中毒などで殺害したとされる。事件直後、日立署に出頭し、殺人容疑で緊急逮捕された。


 弁護側によると、小松被告は留置場で倒れ、一時心肺停止の状態になった後、19年2月まで茨城県内の病院に入院。後遺症で記憶を喪失したとしている。


 小松被告は運転免許証を偽造し、携帯電話をだまし取るなどしたとして、詐欺罪などにも問われた。殺人事件とは別に、有罪か無罪かだけを判断する区分審理が行われ、小松被告は公判で「覚えていない」と繰り返していた。弁護側は記憶喪失を理由に公判停止を求めたが、結城裁判長は今年3月の区分審理の判決で、訴訟能力を認め、有罪の部分判決を言い渡している。


 殺人事件の判決は6月30日、部分判決の量刑を含め、言い渡される予定。

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