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真田幸隆
時速100km超で大学生が事故 同乗の娘が四肢麻痺に父親は法改正訴え
2021.03.12 18:38
おととし、東広島市で時速100kmを超える速度で車を運転中に事故を起こし、同乗者2人に重傷を負わせた罪に問われている男子大学生の初公判が開かれました。
起訴状などによりますと2019年10月、東広島市の一般道で男子大学生が車を運転中にカーブを曲がり切れず縁石などに衝突する事故を起こしました。
男子大学生は時速100kmを超える速度で運転し同乗していた友人2人に重傷を負わせたとして危険運転致傷の罪に問われています。
12日の初公判で男子大学生は「事故を起こしたことは申し訳なく思う」としたうえで「時速100km前後で曲がることを危険だと思っていなかった」と述べました。
弁護側は「故意ではなく危険運転致傷罪は成立しない」と主張しています。
後部座席に乗っていた20歳の女子大学生は事故の後遺症で四肢麻痺となりました。
(四肢麻痺になった娘の女子大学生の父親)
「(娘は)『みんなに迷惑かけて生きるんだったら死んだほうがいい』と言うこともある。危険運転致傷罪となっても最大の刑期は15年。一方、被害者は60年以上おそらく苦しんで生きていかなきゃならない」
女子大学生の父親は法改正を訴える署名活動なども検討しているということです。
https://www.home-tv.co.jp/news/content/?news_id=20210312095878
>>1に暴走事故の詳しい状況
古トピの為、これ以上コメントできません
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No.1 主 真田幸隆
21/03/15 11:35:57
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagiharamika/20210308-00226005/
(一部抜粋)
■一般道で時速150キロの暴走運転をした加害者
それは、極めて無謀な運転の末に起こった、わずか1分間ほどの出来事でした。
この日、陽子さんは大学の友人と3人で、夕食の材料をすぐ近くのスーパーへ買いに行くため、男子学生のA(当時19歳)が入手したばかりの車に乗りました。友人のBさん(当時20)は助手席に、陽子さんは後部座席の左側に着座しました。
ハンドルを握ったAは、一般道に出るまでの狭い道を時速80Km以上のスピードで走行したため、陽子さんは危険を感じました。しかし、Aは一般道に出てからも、カーブが連続する道路を時速100Km程度の猛スピードで走行したのです。
助手席からメーターを見て危険を感じたBさんは「スピードを落とせ、危ない!」とAに注意をし、陽子さんも恐怖を感じて思わず悲鳴を上げていました。にもかかわらず、Aはさらに速度を上げながら運転を続けました。
速度メーターはさらに上がり、時速150Kmを示したあたりで、車は突然、制御不能になり右側にスリップ。左側の縁石に激突したかと思うと、今度はスピンと横転を繰り返し、反対車線へ飛び出した末、ルーフを下にして転覆した状態で停止したのです。
その衝撃で陽子さんは車外に放出され、道路脇の田畑に叩きつけられました。
3人が車に乗り込んでから、わずか1キロの地点で起こった惨事でした。
この事故で陽子さんは第5頸椎の圧迫骨折を負い、四肢麻痺に。Bさんは頚椎の剥離骨折と診断され、手首にガラス片が入っているため、今も日常生活に支障をきたしているとのことです。
Aはほぼ無傷でした。
「あの日以来、私たち家族の日常は一変し、元通りの生活に戻る見通しはまったく立っていません。将来、どう展望していいのかさえ考えることができず、まったく余裕がない状態です。それでも、毎日の生活は継続しなければならないのです」(石田さん)
■謝罪もしない加害者と「先進医療」認めぬ保険会社への憤り
(略)
実は、事故直後、Aと彼の両親は、1枚の誓約書に署名したといいます。そこには、「責任を持って、介護や治療に当たる」「その費用を用意して保険会社と交渉する」といった石田さんとの約束が記されています。
ところが、現時点ではそれらがなにひとつ守られていないのだと、石田さんは言います。
「加害者側は後になって『到底無理な要求』などと言い始め、結果的に介護は我々家族と親身なチームで1年以上行っています。加害者側の保険からは、再生医療等にかかった多額な費用の支払いがなされないため、私たち被害者が自宅など資産の売却をしなければならない状況に追い込まれています。いったい、何のための『無制限保険』なのでしょうか。とにかく被害者に適切な治療を受けさせてほしいと願うばかりです」
■間もなく始まる、加害者の「危険運転致傷」裁判
事故から1年5カ月が過ぎ、20歳になった陽子さんは今、大学2年生です。新型コロナウイルスの影響もあり、大学の授業はオンラインで受けていますが、いずれは通学が必要となるため、休学や退学になることもあるのではと、不安な思いで過ごしています。
「娘には今も強い勉学の意思があります。米国で育っており、中学生のときに英語検定1級を取得、英語圏の大学への留学と博士号の取得とEU圏でのものづくりと機械工学の研究員になるために努力していました。加害者や保険会社は、事故によって被害者の将来の進路が閉ざされてしまうことのないよう、救済しなければならないはずです」(石田さん)
一方、事故後も通常通り大学に通っていた加害者のAは、事故から1年を経て、ようやく家庭裁判所に送致。しかし、極めて危険な運転行為だったと判断されたため、検察に送り返され(逆送)、罪名を「危険運転致傷罪」に切り替えたうえで、成人と同じ刑事裁判にかけられることになりました。
「警察によれば、Aにはまだ行政処分が下されていないため、今も運転免許を所持しているそうです。ここにも大きな制度の欠陥があると言わざるを得ませんが、法の限界とか、加害者にも人権があるとか、そういう議論ではなく、私は被害者の親として、あくまでも『人としてどう償うのか』ということを問うていきたいと思います。加害者は自分の過失はすぐに忘れるでしょう、しかし、被害者とその家族は一生その傷を背負い、事故のことを忘れることはないのです……」(以下略)
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