佐々木小次郎(強い)
「ファティマの奇跡」は、第一次世界大戦中の1917年、ポルトガルの寒村ファティマにおいて、3人の子どもたちが聖母マリアから予言を授かったという現象である。聖母マリアは計6回現れ、最後の出現時には10万人以上の人々が見守る中、光り輝くUFOのような物体として出現したといわれている。
謎が多いことで知られる「ファティマの奇跡」では、聖母マリアから3つの予言が授けられた。予言を受け取った3人の子どもたちのうち2人は幼くして病死、ただ1人生き残った少女ルチアは修道女となった後「ファティマの予言」を文書化した。これをバチカンが保管したのだ。
3つの予言のうち、すでに2つがバチカンから公表されている。「第1の予言」は、第一次世界大戦の終結について。そして「第2の予言」は、第二次世界大戦の勃発と核兵器の投下であった。
そして、残る「第3の予言」であるが、こちらは未だに真相は不明となっている。もっとも「第3の予言」と称する話は出回ってはいるのだが、その内容は「予言を読んだ当時のローマ法王が衝撃のあまり卒倒した」という壮絶なエピソードには相応しくないものだった。ゆえに、本当の「第3の予言」は今でも隠蔽されたままだと噂されている。
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