- なんでも
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他の人が平気な光を、自分だけがまぶしいと感じる。それは、羞明(しゅうめい)という病気の可能性があります。
光を受けたときに眼に強い刺激や痛みを感じる状態です。
普通の光や室内灯でもまぶしさや痛みで目を開けられないほどのことを言い、刺激によって涙が出ることもあります。
羞明の原因は大きく分けて3つです。
1.目に入る光の量がうまく調整できていない
光の量が調整できない理由は、瞳孔の調整がうまくできていないことにあります。 目は瞳孔を開くことで光をたくさん取り入れ、縮めることで光が目に入る量を絞っています。この瞳孔を調整しているのが、虹彩(こうさい)と呼ばれる器官です。何らかの理由で瞳孔を縮めることができなくなると、目に必要以上に光が入り込み、目に痛いぐらいのまぶしさを感じます。
2.目に入る光が散乱する
光が散乱する原因は、目に入った光が水晶体や網膜に乱反射することです。 網膜の表面は通常なめらかで、光が目の奥に真っ直ぐ届きます。
しかしドライアイなどで涙の量が減ったり、網膜に傷が付いていたりして表面がでこぼこになると、光が乱反射しまぶしく感じます。またこの乱反射は、白内障による水晶体の濁りによっても生じます。
3.網膜や視神経のトラブル
網膜や視神経にトラブルがある場合には、通常の光の量でもまぶしさを感じることがあります。網膜や水晶体に異常がないなら、神経系の疾患を疑った方がいいかもしれません。 同時に目の奥の痛み、充血、かすみなどの症状があるなら、何らかの目の病気であることが考えられます。つらい症状を我慢せずに、眼科クリニックを受診することをおすすめします。
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21/01/27 19:28:33