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落語「ざる屋」の登場人物は男ばかり4人。サンペは女性は苦手だからね。個性の差が必要なのは、金持ちの主人とボケ男だけ。
ボケ男が「ざる屋」に来ると、店の親父が、ああ、ざるの行商を頼んでおいた人だね、縁起を担いで「米上げざる」と言って歩けよと商品のざるを持たせてくれる。
言われた通り「上がる」と言って歩くと、さっそく声がかかる。その店の番頭が、「うちの主人は株をやってるから、上がると言うとご祝儀が出るよ」と、奥へ通してくれる。
ボケ男は、ただ主人の話に素直に受け答えするだけだが、その答えが偶然にも全て「上がる」になり、喜んでご祝儀を弾んだ主人が最後は奥に向かって「金庫ごと持って来ーい!」
これって、何もしなくても仕事が続くサンペが、自分の幸運を「どんなもんだい!」とひけらかしてるみたい。気持ち悪いな。
本当は、サンペの幸運はカヨコのゴリ押し。仕組まれた、反感を買う幸運なのにね。- 3
22/07/16 13:01:59