今川義元
大津地検、傷害罪の起訴取り消し
「乳児の腕かみついた」 母の歯型と傷痕不一致
2020年9月18日 20時47分
毎日新聞
「乳児の腕かみついた」 母の歯型と傷痕不一致
大津市で昨年9月に生後1カ月(当時)の乳児の左腕にかみついて、全治1週間のけがをさせたとして当時20歳の母親が逮捕され、傷害罪で起訴された事件について、大津地検は18日、「母親の歯型と乳児の傷痕が一致しないという重要な証拠内容の誤りがあった」として同日付で起訴を取り消したと発表した。大津地裁は同日、公訴棄却を決定。母親の弁護人は捜査段階の自白の強要など違法な取り調べがあったとしている。
地検などによると、今年1月にあった第2回公判で、滋賀県警鑑定官に対する証人尋問があり、弁護側の反対尋問で、乳児の傷口と一致したとされる歯型の石こうと、母親の歯の本数が異なると指摘したことから、証拠の歯型は母親以外の可能性が判明。追加で捜査した結果、地検は「母親が事件の実行行為者ではなく、公訴維持の必要性は認められない」と判断、起訴を取り消した。
地検の山上真由美次席検事は、「重要な証拠内容の誤りに気付かず、女性を公訴提起(起訴)したことについて、心よりおわび申し上げる。真摯(しんし)に反省し、捜査の問題点等につき周知徹底を図り、同じことを繰り返すことのないよう努める」とのコメントを出した。
滋賀県警は乳児の傷痕に気付いた病院や児童相談所からの通報を受け、昨年10月に母親を傷害容疑で逮捕。逮捕容疑は、同年9月、自宅で乳児の左前腕にかみつく暴行を加え、けがをさせたとしていた。記者会見した県警の川口豊刑事企画課長によると、任意で採取した別の関係者の歯型と取り違え、傷口と照合したとみられるという。時田保徳(やすのり)刑事部長は「大変申し訳なく思っており、心よりおわび申し上げる」と謝罪のコメントを発表した。母親は逮捕から23日間勾留され、昨年11月の起訴後に保釈された。
母親の弁護人「容疑認めたのは取調官の強要が原因」
母親の弁護人の植平朋行弁護士は同日記者会見し、捜査段階で一度は容疑を認めたが、取調官の強要が原因だったと明かした。「お前はクロだ。このままでは絶対に子供は返せない。夫や両親を再び呼び出すことになる」などと迫られ、家族に迷惑がかかるとの思いで容疑を認めたという。初公判では否認していた。次席検事と副署長らが17日、母親に謝罪したが、植平弁護士によると、県警の取調官は同席しておらず、母親は「謝罪を受けたという気持ちになっていない」と話した。母親は次席検事らに「人が訪ねてきたり、電話が鳴ったりすると警察が捜査に来たのではないかと、ビクビクおびえながらの生活が続いている」と憤りをぶつけたといい、今後、損害賠償を求める方針。【菅健吾、礒野健一】
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/18921070/
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