- なんでも
- 匿名
- 20/04/10 22:25:08
4/10(金)
岩手県工業技術センターに設置された、貸し研究施設に入居する企業による合同新製品発表会が10日、行われました。新製品は新型コロナウイルスの検査に関わる器具で、検査的中率の上昇や治療法研究に役立つことが期待されています。
岩手県工業技術センターで、貸し研究施設に入居する2社が中心となって開発した4つの製品が発表されました。いずれも新型コロナウイルスに関する検査に役立つことが期待される器具や装置です。
そのうちの一つ、盛岡市の医療機器メーカー、セルスペクトが開発した薬品とプレートのセットは、新型コロナウイルスの感染の有無を調べる検査キットです。感染者の検体には青く反応するようにできています。これはエライザ法と呼ばれる検査で、新型コロナウイルスそのものの有無を調べるこれまでのPCR検査とは異なり、ウイルスが侵入したことにより体内で作り出される抗体を調べる方法です。検査コストは10分の1に下がるほか、一度でおよそ100人分の検査を行うことができます。エライザ法による検査は従来のPCR検査と併用すると、的中率が98%以上になるほか、抗体を調べることで治療法研究につながるデータの蓄積が見込めます。
(セルスペクト代表取締役)
「こういった危機的な疾患に対して、日本の科学者みんなで全力で対応できるようにといったところを、私どものアイテムが少しでも寄与できればうれしく思う」
開発したセルスペクトによりますと、検査手法そのものは目新しいものではないものの、検査機材を輸入に頼る中で、国内メーカーで製造している所はほとんどないということです。この新型コロナウイルス抗体測定キットは今月中にも出荷が始まり、病院や研究機関などで利用が始まる予定です。
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