電車の人身事故、ブルーシートにスマホを突っ込み撮影か

JR新宿駅（東京都新宿区）で2日夜に起きた人身事故。視覚障害者の男性が死亡した現場そばのホームでは、スマートフォンで写真を撮影しようとする利用客がいて、駅員がアナウンスで撮影をやめるよう呼びかけたという。こうした事態にネット上では「いつからこんなにモラルが低くなったのか」などと批判が相次いだ。

　死亡した男性は全盲の視覚障害者。現場では、救出作業のために覆ったブルーシートの内側にスマートフォンを差し込み、撮影する利用客が複数いたという。当時、ツイッターでは「駅員が何度も撮影をおやめ下さいとアナウンスしている」「放送しているのに大量のやじ馬いる」などと、現場にいたと思われる人からの書き込みが相次いだ。

　これらの書き込みを受け、「日本はいつからこんなにモラルが低くなったのか」「人身事故を撮影したいと思う気が知れない」「撮って何がしたいのか」「自分のスマホに他人の遺体や死亡現場が保存されているって状態は嫌だと思わないのかな」などといった非難や疑問の書き込みが続いた。

　一方、JR職員のアナウンスに対しては「駅員さんが正しい」「言葉に耳を傾けてほしい」「まっとうな対応だ」など、支持する書き込みが目立った。