【静岡】事故死した父の無念晴らす 娘が証拠集め容疑者逮捕 三島市

匿名

元治

19/09/30 16:07:09

亡くなった仲澤勝美さん(享年50)
仲澤勝美さんは今年1月、突然の事故で亡くなりました。50歳でした。

妻・和枝さん
「まだ夢を見ているようで喪失感が大きくて毎日がつらい。目が覚めたら主人がいるんじゃないかなとか考えます」

■「帰る」妻にLINEした後・・・
仲澤さんの妻・知枝さん
1月22日午後6時過ぎ、三島市萩の交差点で車と原付が衝突する事故がありました。

妻・和枝さん
「主人は仕事が終わって帰る前に必ずLINEをくれます。会社から家まで15分から20分で、決まった時間に帰ってきます。その日は時間に帰ってこなかった。救急車とかパトカーがものすごい音で家の前を通って、それで胸騒ぎがして…」

原付を運転していた仲澤さんは病院に搬送されましたが、胸を強く打ち死亡しました。

■慎重な父が「右折したはずはない」
遺族が聞いた警察の当初の説明
遺族によると警察は事故直後、車の運転手の説明などをもとに、交差点を右折しようとした仲澤さんと直進しようとした車が衝突したとみていました。

仲田悠介記者
「事故が起きた交差点です。大通りを右折しようとすると橋脚があり視野が狭く対向車が見にくい状態です」

長女・杏梨さん
「右折したはずないと思って…ずっとおかしいと言っていた。父は慎重だしずっとゴールド免許。危険な運転はしないとみんなわかっていました」

■手を合わせる仲澤さんの娘や孫たち
死亡した仲澤さんは生前「大通りは怖いので、通行量が少ない裏道を通る」と家族に話していました。事故のあった交差点は大通りと細い裏道が交わる交差点。仲澤さんは自宅に帰るために、裏道を直進したはずだと家族は考えていました。

「右折した」という警察の説明を信じられなかった長女の杏梨さんたち家族は「本当の事故原因が知りたい」と行動を起こします。

■自ら目撃情報を集め始めた遺族
警察から贈られた感謝状

長女・杏梨さん
「最初はツイッターで目撃情報を募り、その日に3万以上リツイートされました」

またチラシや新聞折り込みを合わせて約7万枚作り、事故現場の近くで配るなどしました。

仲澤さんは以前、警察から感謝状をもらったことがあります。

妻・和枝さん
「感謝状の時も被害者が高校生で、家族に女の子がたくさんいるので助けたい気持ちもあったと思います。追いかけていって現行犯逮捕しました。子供のことをかわいがっていて優しい主人でした」

正義感が強かった仲澤さん。信号無視や事故を起こすような運転はしないと家族は信じていました。

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