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- 元治
- 19/09/18 21:28:40
「自然育児」という言葉をご存知でしょうか。考え方は様々ありますが、主に母乳育児を大切にし、食品添加物を避け、薬や予防接種に頼らないことなどを実践する子育て方法のことです。
アレルギーの子どもが多い昨今、考えられる原因を取り除いて我が子を大切に育てようとする気持ちは分かりますが、そのこだわりが、ときに周囲と摩擦を生むこともあるようです。
9月上旬、某掲示板"に、「自然派ママ被害者の会」というトピックが立ちました。
トピ主は「自然派ママ被害者の方語りましょう」と呼びかけただけですが、思う所のある人が2000以上も意見を寄せています。
"https://bit.ly/2m1uS7P
子どもが大きくなるにつれ他のお子さんとの交流も始まり、自然派のこだわりを続けることは難しくなります。
コメントはこんな批判的な声があふれました。
「人が美味しく頂いてる最中に、白砂糖と小麦粉はウチはたべないわー、体に良くないからー!と、ニョロニョロ言ってくるやつ。」
「義弟のとこが夫婦揃って自然派寄り。さすがにワクチンは打つけど、お菓子駄目、キャラ物駄目、テレビ駄目、手作り至上主義。(中略)顔を合わせたらやんわりうちの子の方針に合わせてくださいねってアピールしてくるからめんどくさい」
子ども同士の集まりでは自然派育児の子がお菓子を食べ過ぎるという声も多数ありました。
ふだん薄味の手作りお菓子を食べ、市販品は止められているため、味の濃いスナックやジュースなどに執着してしまうようです。
トピックには、「勝手にやればいいけれど、押し付けてくるのはイヤ」等と警戒し、面倒くさいと訴える人が相次ぎました。
しかしこれらを貫くには、現代社会の利便性を多少なりとも捨てる覚悟が必要です。
しかもそれに興味がない周囲には、話題にしただけで妙な空気に。
子どもが大きくなった今は、かなりいい加減になりました。
こうした育児方法の実践は、決して悪いことではないし、本当に命に係わる添加物アレルギーのお子さんもいるので、否定はできません。
ただ、自然派育児を指導する人々は、周囲との折り合いのつけ方も含めて広めて頂けるとありがたいのに、と思わずにはいられません。
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