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- 匿名
- 19/09/11 14:15:29
西日本新聞
6日に福岡県福津市のJR鹿児島線東福間駅構内の線路に軽乗用車が転落した事故で、ホームにいた高校生が列車の非常停止ボタンを押すなどして、衝突を防いでいた。
駅構内には駅長名で礼状が張られ、高校生の勇気をたたえている。
事故は午後2時半ごろ発生。同市の男性(70)が運転する軽乗用車が、駅南口のロータリーから柵を突き破り、約7メートル下の線路に転落した。
駅では、近くの光陵高校の生徒たちが列車を待っていた。
ホームのベンチに座っていた同校1年の小島春花さん(15)は、大きな衝突音で事故に気付いた。「電線が大きく揺れていて、何だろうと見に行ったら車が落ちていた」。
駅員が「非常ボタンを押して」と言っているのに気付き、すぐにホームの非常停止ボタンを押した。当時、駅には大分発博多行きの特急列車が接近しており、駅の手前約200メートルで停止した。
同校1年の荒牧颯太さん(16)はホームの階段を下りる途中に、車が転落する瞬間を目撃した。
車を見に行くと運転席の男性が血を流しているのに気付き、すぐに119番したという。
小島さんは「突然の出来事だったけど、冷静に対応でき大事故にならなくてよかった」。
荒牧さんは「男性が助かったと聞いてホッとしている。人の役に立ててよかった」と話した。
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